今日も隣に。【東海オンエア】【としみつ】 (ページ30)

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#無言ページ30

A「…ごめんなさい」

としみつ「ん？」

A「…知ってる」

としみつ「何を？」

A「としみつくんのこと、ずっと、ずっと前から知ってる」

言葉に、紡いでしまいました。

あまり理解出来ていなさそうなとしみつくんの表情から、そっと目を逸らす。

A「3年前から東海オンエア見てるから…」

としみつ「3年も…」

A「うん。だから、としみつくんを初めて見た時びっくりしたの。お隣さんなんて…有り得なくて」

あの時の気持ちが、少し蘇ります。

本当にびっくりした。

A「3年前、動画を初めて見た時からずっと東海オンエアのファンで、毎日欠かさず見てて、」

としみつくんは何も言わない。

A「イベントにもライブにも足を運んで、私の…生きがいで」

イベントで本物の東海オンエアを見て、声を聞いて、

本当にいるんだなあと思ったのが懐かしいです。

画面の世界の住人だと思っていたから。

A「視聴者さんがお隣さんなんて嫌かなって、警戒するかなって思って…」

こんな真面目なとしみつくんのことだもん。

きっと露骨にファンを出せば嫌がると思います。

それに、プライベートがなくなるのは可哀想。

A「迷惑をかけたくなくて…でもあの日、酔ったとしみつくんを見過ごすわけにはいかなくて」

としみつくんは、やっぱり無言です。

A「ファンとしてじゃなくて、人として。…見過ごせなくて…」

としみつくんは、今何を思っているんだろう。

分からない。

分かるはずない。

やっぱり、画面の中の住人なのかもしれません。

いきなり目の前に飛び出してきたところで、

私とは通じ合えない。

A「だから…その、これからも応援してます、今日はありがとうございました」