今日も隣に。【東海オンエア】【としみつ】 (ページ37)

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#私もページ37

岡崎駅から名駅へ行き、

そこから新幹線に乗り込み、東京へ。

初めての出張は、少し緊張したけど、

難なく会議やら講演会やらをこなしました。

部長「ふー。今日はこれで終わりね。お疲れ様。明日は昼から他の支社との交流会、その後取引先との接待があるからね」

A「はいっ！」

スケジュールをしっかり確認しながら、メモを取ります。

部長「…よしっ、飲みに行くかっ！」

A「えっ？」

山西部長の一声で集まったのは、

他の支社の男の人2人。

A「あっ！久しぶり…！」

1人は、私が前に勤めていた支社の同期です。

同期「久しぶりだなマジで。元気？」

A「元気だよ！」

そしてもう1人は、

部長「こっちは私の同期の山田。岡崎はとっくに転勤になっとるけど。」

山田「どうもどうも」

初めてのメンバー、

初めてのお店。

緊張するけど、わくわくして、楽しくて。

山田「なるほどなあ」

部長「それは難しいわね…」

同期「確かに」

気付けばお酒もまわって、私は3人にとしみつくんのことを相談していました。

A「いや、ほんっとーに難しいですよ？！どうしたらいいのかわかんないし…」

部長「で、返信はしたの？」

A「してないれす」

回らない呂律。

お酒、強くないんです。

同期「え、した方がいいっしょ」

A「え～…でもお」

部長「貸してみ？代わりに送ってあげる。」

A「え、嫌ですよ！」

ニヤニヤする山田さんと同期。

2人を見ているうちに山西部長にいとも簡単にスマホを取られてしまいました。

A「あっちょっと！！」

山西部長が立ち上がってなにか文字を打っています。

部長「はい、送っといたから。」

A「えっ、えっ、本当ですかあ？！」

慌てて取り返したスマホを見ると、

A私も

と送ってあった。

A「め、めちゃめちゃ恥ずかしいじゃないですかあ！！」

山田「そのくらいでいいんじゃない？伝わるでしょ、後はもうフィーリングで…」

その瞬間、

居酒屋の店内に着信音が鳴り響きます。

画面には、「としみつくん」の文字。

部長「ほーらね？」