検索窓
今日:15 hit、昨日:12 hit、合計:69,628 hit

芸能人みたい。 ページ20

りょう「ええ?そんなことあった?」


A「えっ!りょうくんも覚えとらんかったの?!」


りょう「全く。」


A「なんだあ〜心配して損した〜!」


虫眼鏡「もー。そういうトラブル的なキスか。びっくりさせんでとしみつ。」


としみつ「トラブルかー?あれ」


てつや「俺そん時どうしとった?」


としみつ「トイレ行っとった」


ゆめまる「で?で?どういう流れで??」


てつや「ゆめまる興味津々かよ」


A「やだ!詳しい話とか聞きたくない!あーあー!!」


としみつ「分かった分かった、言わんから」









なんか少し、としみつのポンコツさに救われた。


心のつかえが取れたような気がした。


良かったわ、こいつがバカで。





「Aさーん撮影始まりまーす!」


A「あっ、はい!」




何度カメラの前に立っても緊張する。


だってここは、てつやの家でも東海オンエアのスタジオでもない。


アウェイな気がしてしまう。


ドクドクと心臓が波打つ。


照明が眩しい。


他人に施された化粧、プロのヘアメイク。


女ならこういうの、1度は憧れる。


芸能人みたいだなんて考えたりして。


だけど実際はそんなに上手くいかん。


指示通りに体を動かしてポージングをとる。








カメラマンの背後にてつやの顔。



パシャリ、シャッターが降りる瞬間目が合って、



てつやの優しい瞳に吸い込まれたような気がした。









「AさんOKでーす!」


その声がスタジオ内に響くまで、てつやはその場から動かんかった。


ずっと、私を見つめとった。

女性関係と言いますか。→←好きになっちゃダメだよ。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (74 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
341人がお気に入り
設定タグ:東海オンエア , YouTuber , YouTube
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:するめ長官 | 作成日時:2019年8月9日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。