ここでキスしようか。 ページ25
てつや「ごめんなさい！！！」
A「許さんわ！ばか！人を待たせるな！しかもメンバーじゃない人を！！」
てつや「すみません…」
遅れてきたてつやを叱る。
てつやは勿論言われずとも正座。
小柳「まーでも、僕ら急いでないし」
A「うるさいっ！」
小柳「は、はい…」
お説教も程々に、コラボ撮影が始まった。
普段東海オンエアだけじゃできないこと、
夕闇の持ち込み企画など、
色んな撮影をした。
楽しい反面、やっぱりこれだけ男の人の人数が増えると、
私としては少し窮屈で。
休憩中、バルコニーに出た。
A「ふぅ…」
てつや「あれ？」
A「あ、」
長らくやめとったタバコを久しぶりにくわえた。
てつや「タバコなんて珍しいやん。どうした？」
A「ん〜、普通に吸いたくなって」
てつや「へー。」
てつやが顔をしかめて自分のタバコに火をつけた。
煙が空へと昇っていく。
てつや「ま、あんま無理すんな」
A「何それ、全然心に響かん」
てつや「ええっ…じゃあ…ん〜…辛かったら俺に言えよ、とか？」
A「ふふ、何それ、マジくさい」
てつや「むず。女心むず。」
A「女だと思っとらん癖に。」
てつや「え？何で？」
A「何でって…メンバーだし？ここまで男に囲まれとって今更1人だけ女なんて思わんやん」
てつや「え、は？女やん。A。」
A「いや、そうだけど」
てつやのキョトン、とした顔。
真っ直ぐな目。
この間の撮影の時と同じだ…
てつや「何ならここでキスしようか？？」
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作者名：するめ長官 | 作成日時：2019年8月9日 18時
