No.56 ページ9
気持ちが大分落ち着いてきた頃、学校へ行くとちょうど期末テスト一日目だった。
薫はもちろん復習をしっかりしてきたので何の問題も無く無事にテストを終えた。
その間、草薙からのメールや電話は一切来なかった。
学校初日の頃と同じように一人でいることが当たり前になって数日後、夏休みが始まろうとしていた。
クラスでは、夏休み中どこか行こうとか沢山遊ぼうとかの話が盛り上がっている。
しかし、隣のクラスでは違った話題が盛り上がっていた。
「ねぇ、最近さぁ周防さん見てないような気がするんだよね」
「うん、私も」
「どうしたんだろう…」
「前まではちゃんと来てたのに…なんかショック…」
『……』
もう自分には関係ないと分かっていても、薫は気になってしょうがなかった。
何故尊は不登校になってしまったのか。
自分なりに考えたりもしたが何もわからなかった。
そうしている間に夏休みの前日、終業式が始まった。
『………』
何事も無く終わった一学期。
楽しかったのは、ほんの少しの間だけ。
それでもいいんだって今は思える。
尊が…幸せになってくれるのなら……それで構わない。
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ミリア - 続き楽しみです！。尊がカッコ良かったです。これからも応援してます。頑張ってくださいね！。 (2017年7月4日 16時) (
レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
凪花(プロフ) - 続きがとても気になります！更新頑張って下さい！ (2017年3月4日 20時) (レス) id: 254f4e5b63 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 是非に尊さんに編み物を(笑)見てみたい。 (2017年1月30日 23時) (レス) id: f0199973b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 続き楽しみです(。・ω・。) 応援してます！ 尊さんかっこいいですね(//∇//) (2016年8月17日 23時) (レス) id: cc3993d316 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルコバレーノ | 作成日時：2016年4月30日 0時
