No.83 ページ36
彼の名前は十束多々良。
尊が風呂から上がるまでの間、十束は少し濡らしたタオルで頭を拭きつつお互いの事について話合った。
十束はいつ尊と出会ったのか、キングと呼ぶ理由は…など色々な事を話した。
十束とは話しやすく沢山の話ができたのが薫は純粋に嬉しかった。
ちょうど話の区切りがついたところで尊が風呂から上がってきた。
尊と十束が入れ替わり、タオルで尊の頭を拭く。
『ふふっ』
「薫、あいつと何話してたんだ」
『うーん、秘密』
「なんだそれ」
実際に話したのはほとんど尊に関する話ばかりだが。
たまにはこういう意地悪もいいかも…
『尊には言えないことです』
「そうかよ」
『ぇ、おゎっ！』
尊は一瞬にして薫の体を押し倒し、覆い被さって顔を近づける。
今の尊は上半身裸の状態で、薫もワイシャツに短いスカートとい状態である。
更にさっきの衝撃でスカートは捲れてる状態になっているので色々と危険な状況だ。
そういうことにはまだ免疫がない薫は顔を赤らめて視線を逸らすことしかできない。
「はけ」
『ちょっ、顔近いっ！…っん』
突然のキスに驚く。
尊は何度も角度を変えてキスをする。
薫は抵抗しようとするが力が抜けて不可能だった。
その隙に尊の手はシャツの下に伸び、腹を擦る。
『…っ！？』
「はけ」
『…っ……ぁ』
「はぁ〜すっきりしたぁ。……あ」
陽気な声が聞こえと共に扉が開く。
咄嗟の行動が出来ず、尊と薫は十束の方を見る。
十束もこの状況には固まった。
また、恥ずかしいところを見られた……
『ぁぁ…』
「お取り込み中…失礼しましぁ……」
『っ！』
十束がゆっくりと扉を閉めて戻っていったのを確認すると薫は飛び起き、怪我で赤くなっている尊の頬に容赦無く叩いた。
「いてっ」
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ミリア - 続き楽しみです！。尊がカッコ良かったです。これからも応援してます。頑張ってくださいね！。 (2017年7月4日 16時) (
レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
凪花(プロフ) - 続きがとても気になります！更新頑張って下さい！ (2017年3月4日 20時) (レス) id: 254f4e5b63 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 是非に尊さんに編み物を(笑)見てみたい。 (2017年1月30日 23時) (レス) id: f0199973b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 続き楽しみです(。・ω・。) 応援してます！ 尊さんかっこいいですね(//∇//) (2016年8月17日 23時) (レス) id: cc3993d316 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルコバレーノ | 作成日時：2016年4月30日 0時
