No.64 草薙side ページ17
「はぁっ…はぁ、なっ何よあれ！」
「話と全然違うじゃない！」
「…っでも、わっ私達には関係ないわ！あの子とは他人ですもの」
「そっそうよね…」
「あのー、あんたら何の話をしちょんのや？」
「ひっ、くっ草薙…先輩。それに、…周防さんまで」
「あいつは何処だ」
「え？…だっ誰ですの？」
「とぼけんじゃねぇ…明石は何処だ」
尊は今にも突っ掛かりそうになるほどの勢いで女子達に迫る。
二人は威圧感だけで怯え、へたり込んでしまったが、もう一人は悲しい顔をして尊を見つめていた。
「どうして、あの子なの…どうしてっ…！」
「……さぁ、何でだろうな」
「っ！」
その顔を見た瞬間、彼女は何も言い返せなくなった。
それは一人の女に思いを寄せている顔だった。
「そう…そうなのね。貴方は、あの子のこと……。いいわ。教えてあげる」
三人は正直に全てのことを話した。
「それで、その男達は何の集団なんや？」
「えっと…たしか…トウチャンズ？だったような」
「最初は小さい子が大好きな変態集団かと思っていたの。ちょうど、そういう子を募集中って壁の落書きに描いてあったから。それで電話して、連れて行ったの…」
「そしたら、突然拷問みたいなこと始めて…怖くなって逃げてきたんです」
「それって…今問題になっとる集団やないか！トウチャンズやなくてトーチャーズ(Tortures)や！そのままの意味で拷問って言うんや…っておい、尊！」
「どこだ」
「昔潰れた製鉄所の倉庫です…」
「っ…！」
尊は居場所を聞くとすぐに駆け出していった。
薫の救出を尊に任せ、草薙は彼女らの話を詳しく聞き出した。
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ミリア - 続き楽しみです！。尊がカッコ良かったです。これからも応援してます。頑張ってくださいね！。 (2017年7月4日 16時) (
レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
凪花(プロフ) - 続きがとても気になります！更新頑張って下さい！ (2017年3月4日 20時) (レス) id: 254f4e5b63 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 是非に尊さんに編み物を(笑)見てみたい。 (2017年1月30日 23時) (レス) id: f0199973b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 続き楽しみです(。・ω・。) 応援してます！ 尊さんかっこいいですね(//∇//) (2016年8月17日 23時) (レス) id: cc3993d316 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルコバレーノ | 作成日時：2016年4月30日 0時
