No.63 草薙side ページ16
尊はあれから学校を休みがちになった。
期末テスト期間になってもバーでぐーたらして、草薙に怒られながら学校に行けば補講があって…の繰り返し。
そうして、あっという間に終業式の日になってしまった。
「はぁ、良かったわ。もう少しで留年決定になるところやったな。尊…気をつけな」
「おお…」
「ほんまに分かってんのか？分かってないやろ？」
「……」
最近の尊はぼーっとしていることが多くなった。
薫のことを考えているのだと分かるが、草薙はそろそろ自分の気持ちに気づいてほしいと思う。
自ら言ってしまいたいがそれでは意味が無い。
それに、今そんなところでは無いのも事実。
今も薫は一人で苦しんでいる。
早くせなあかんな…
そんなことを考えていると三人の女子が学校へ走ってくるのが見えた。
「ん？あの子ら何処かで……って、尊！？」
突然走り出した尊を慌てて草薙は追いかける。
放課後になって皆自宅へと帰る中、あの三人組だけ戻って来るのは不自然だ。
しかも、彼女らには見覚えがあった。
薫によくちょっかいを出している内の三人だった。
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ミリア - 続き楽しみです！。尊がカッコ良かったです。これからも応援してます。頑張ってくださいね！。 (2017年7月4日 16時) (
レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
凪花(プロフ) - 続きがとても気になります！更新頑張って下さい！ (2017年3月4日 20時) (レス) id: 254f4e5b63 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 是非に尊さんに編み物を(笑)見てみたい。 (2017年1月30日 23時) (レス) id: f0199973b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 続き楽しみです(。・ω・。) 応援してます！ 尊さんかっこいいですね(//∇//) (2016年8月17日 23時) (レス) id: cc3993d316 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルコバレーノ | 作成日時：2016年4月30日 0時
