Bed*86 ページ38
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私が返答をするも、なかなか言い出さない有岡。
「なに?
勿体ぶってないで早く言ってよ」
そんなに溜められると
ますます気になってくる。
思わず有岡の胸元にすり寄せていた顔を上げて有岡の表情を読み取る。
大「あの、さ…
同窓会の時の話なんだけどさ」
「……っ」
まさか恥ずかしいお互いの失敗談が出てくるとは思ってなくて言葉が詰まる。
今更掘り返すことじゃないじゃんかぁ…って思うけど、気まずくなりながらも有岡の次の言葉を待つ。
大「その時のことなんだけどさ…
ほんとは全く覚えてない。」
「………え?」
大「酔った勢いでホテルに連れ込んでなんかない。って言ったの嘘…
あの時ほんとに酔ってた。」
申し訳なさそうに苦虫を噛んだような表情を浮かべる有岡。
確かに冷静に考えてみれば、もし有岡がわざとホテルに連れ込んだのであれば
あの日の記憶はあるはず。
だけど後日ゴムをしたかしてないかすら記憶になかったってことは
やはり酔っていたということになる。
だとしてもどうして…
「どうして…
そんな嘘ついたの?」
何故そんな嘘をつく必要があったのか、
大「そんなの、
新崎の気をひくために決まってんじゃん。」
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彩花(プロフ) - この話すごく好きです。いつもきゃぁって言っちゃいます笑 (2018年9月1日 0時) (レス) id: 605e999d7c (このIDを非表示/違反報告)
彩花(プロフ) - この作品のlastのパスワードってなんですか? (2018年9月1日 0時) (レス) id: 605e999d7c (このIDを非表示/違反報告)
miuyr5924hsj(プロフ) - このお話大好きです!読み返しているのですが3も見たいです( .. ) (2018年8月4日 8時) (レス) id: bd5469ab72 (このIDを非表示/違反報告)
山田なお(プロフ) - この作品、もう何度読んだことか…でもまた読みたくなってしまう…本当素敵な作品です!! (2018年7月17日 0時) (レス) id: ca49053d2b (このIDを非表示/違反報告)
ゆ。 - ドストライクすぎるお話です!毎日更新まだかなってウキウキしてます笑これからも更新がんばってください!! (2018年7月14日 22時) (レス) id: bf4469aca8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:するめ x他1人 | 作成日時:2016年12月20日 22時