Bed in the Love 2nd【Daiki.A】

Bed＊６１　Hikaru 7/13↓ ページ13

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同情と言われればそうなのかもしれない。




自慢のジンライムカクテルを差し出せば少しずつ口をつける。



さてはこいつ酒弱いな。







涼「はぁ………」




しばらくして男がついた溜め息に俺が顔を上げると、







涼「なんでっすかね……




なんで…………





俺じゃダメなんすかね。」





言われなくても誰のことを言っているのか分かってしまう。






光「………。」





むやみに俺が口出しすることでもないと思い唇を固く結ぶ。






涼「…………っ」






男が下唇を強く噛み締めた時、それが合図かのようにカクテルがどんどん流し込まれていく。





やけ酒かよ………。


ちゃんと味わって飲めよなぁ、




涼「俺ずっと……





好きだったのにさっ…！


あいつのことっ…ずっと…！」



悔しそうに俯く男。



そんな男に俺は…







光「似てるよな。」




涼「……？」





光「大ちゃんとあんたの好きな人。



似てんだよ。






頑固で無邪気で…そっくりなんだよ。あの二人。」





言い聞かせるようにそう言った。




長く続く沈黙を
男の呆れた笑い声が破った。








涼「ふっ…………





俺さ、さっき見ちゃったんだよ






会社の前で二人がキスしてんの。」





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