束縛侑李くん。 -Yuri.C-

△４０▽　貴方side ページ38

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侑「あのさ……伊野尾ちゃんが悪いとかAが悪いとかさ



そんなんどっちでもいーんだよね。





僕はさ………」




そう言って私に手を伸ばす侑李。






悲しそうな瞳で
何かを失ったような瞳で





私を優しく包み込むように頬に触れた。







侑「僕のAがほかの奴に手を出されたことに怒ってるの。




どっちが悪いかなんて関係ないんだよ。


Aに触れていいのも、Aと喋っていいのも僕だけなんだから。





もう僕の中に閉じ込めちゃいたいくらい好きなんだよ。




たった１日だけだけど、Aがいなくて退屈だったし、つまんなかった。



もうAがいないと僕死んじゃう」




分からなかった。
侑李が何を思ってるのか。




愛されてる……んだよね？


なのに……




何でこんなに怖いんだろう……



私がいなくなったら本当に死んじゃいそうで…




何も言えなかった。


ただただ謝ることしか出来なかった。





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