束縛侑李くん。 -Yuri.C-

△２８▽　慧side ページ26

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裕「なんで俺なのー？」







慧「だって裕翔しか暇な人いなかったんだもん」









裕「その言い方やめてくれる？


暇じゃないから、空いてただけだから。」







慧「まぁまぁ、そう言わずにさー・・・ぱぁっと飲もうよ！ぱぁっと笑」







今日は飲まずにはいられない。


相手を探してたけど、


光はロケだし、大ちゃんは出かけてるし、高木は何か連絡するの恥ずかしいし、

山田と知念もロケでどっか行ってんしさ・・・







裕「そいやー圭人は？あいつなら空いてる・・・」


慧「圭人はだめー！話にならない。」




あいつは純粋すぎて話にならない。






裕「はぁーーー。出かけてるって言えば良かったー；；」







そうも言いながらビールを飲みほした裕翔。








裕「で、話ってなに？」








完璧に酔っていた俺は堂々とAの話をした。









今日の出来事。そして過去の出来事も。







裕翔は最後の最後まで真剣に聞いてくれた。









裕「つまりさ・・・そのＡさんって人は、もう伊野ちゃんと

会いたくないわけだ。」








慧「そう」






裕「でも伊野ちゃんはＡさんのことを諦めきれないと。」







慧「そう」








裕「それはどうすることも出来ないでしょ。




だってＡさんには彼氏がいるんでしょ？





てかさ、Ａさんって誰？」









慧「そこは事情により言えない。」








裕「うーーーーーーん・・・・」







裕翔は何かを考え込むと３杯目となるビールを飲みほした。









裕「もう諦めるしかないんじゃない？





それか・・・・・Ａさんを奪っちゃうかだよね笑







伊野ちゃんとＡさんには秘密があるわけじゃん？



じゃあ、その秘密をさＡさんの彼氏さんに暴露しちゃえばいいんじゃない？」









慧「そうだよなーーーーーー。」









それが出来たら今頃悩んでないんだよな・・・









慧「話聞いてくれてサンキュー」






裕「なんか分かんないけど頑張って＾＾」









Aのことは当分諦められそうにないなーー・・・







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