何がどうしてこうなった ページ3
『あの…すみません…ないっす、財布。多分落としました』
「ああん⁉」
ひやぁこえぇ…ヤンキー嫌いだわ。誘拐犯…あ、そだ携帯携帯、110っと…ってうおぉ⁉電池切れてる⁉どーしましょ…やべぇな、こりゃ
こんなときあれだよね、フェイタンみたいにどりゃあっていけたらいいよね、どりゃあって。それかデメちゃんほすぃ。あいつらの服を全部吸っちゃえ的な?面白えな、ハハハ。うん、笑えないわ
ナイフでも欲しいよね〜全く。あ、ボールペンあったっけ?ほら、あれ…ペンは剣よりも強し、剣はナイフということでいけるよね?ね?
これであいつらの目刺したらいいんじゃね!あ、私天才だわ!キタコレ!
と思ってた時期がわちきにもありました。やばいやばいやばい!ヤッパ無理だ!とりま目潰し!
ぶちゅ
なんか嫌な音した!え!ほんとに目を潰してないか⁉なんか苦しがってんぞ!…気絶⁉え、え、犯罪犯しちゃった系女子か⁉
携帯くんどうにかしてぇぇ‼そう心の中で叫んでいると、なぜか意識が無くなった。本当にわけがわからない。
目覚めると息苦しいなとか思ってたら水の中で頑張って這い上がって行ったらそんなに深くない川で恥ずかしかった自分がいた。
『てか…ここどこ⁉父さん⁉母さん⁉もう会えないの⁉わちきどうしよう!』
周りを見ると、木、木、川、木、木…自然豊かすぎるところ。しばらくすると草を踏む音がした。こっちに近づいているのがすぐにわかった。
「あれ?お姉さん、誰?大丈夫?」
どこか聞き覚えのある声にびっくりした。ゴンだ。下を向いていた顔を急いで前に向けた。そこにはやっぱりツンツンな黒髪にキラキラ光る目。アニメや漫画でみるよりもずっと綺麗だった。
持っているのはリュックに釣竿、そこから考察すると、ハンター試験を受ける前の池の主を釣る場面だと悟った。
『あ、あぁうん、だ、大丈夫!私は桃園A!』
「モモゾノさん?オレ、ゴン!ゴン=フリークス!」
『あ!桃園はファミリーネームでっ…Aって呼んで!』
ここは外国だからファミリーネームと逆だと忘れていた。それよりも目の前に本物のごんがいるということが信じられなかった。
そして無意識にゴンのほっぺをムニムニと揉んでいた。
「…Aひゃん…ひゃめへ…」
『ああ!ごめん!』
その後、まじかであの大魚を釣るのを見てしまった。動きが早くて、びっくりした。覚悟はしていたけど…
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