帰宅部エースの名にかけて【twst】 (ページ1)

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Prologue ページ1

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親の仕事の都合でど田舎から大都会東京に引っ越してはや一年。

やはりど田舎出身の芋と原宿通い(?)のJKを混ぜたところで突然馴染めるわけもなく、
放課後のチャイムが鳴ると同時に教室から飛び出す日々を過ごす中、ある日声をかけられた。

「帰宅部のエースになってみない？」

と。もちろん変な人である。

帰宅部にエースという概念などない。

しかし、当時友達もおらず、そのことを親にも言えなかった私にとっては救いの言葉に聞こえた。

変な人でもなんでもいいから友達が欲しいという気持ちからその場でOKを出してしまったことを帰ってから後悔したが、次の日校内で変人と名高い(らしい)帰宅部部長に目を付けられた可哀想な子としてクラス中から同情され、一緒に過ごしてくれる友達ができたので結果オーライかもしれない。

そしてそんな私は今

「ふな”〜〜〜！待つんだゾ！！」

謎の喋る狸に追いかけられています。

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ユウ
帰宅部エース