【十五】愉快な愉快なわざ実験 ページ18
ーー
ーAsideー
『はぁ……暇だ……如何しようも無い位暇だぁ………暇暇暇暇暇ァアー！！』
中也さんをベランダから放り投げた後、私は床に大の字でゴロゴロと寝転がっていた。
此の世界には当然任○堂なんて会社は無い…つまりポケモンが無い。
なので、暇な時はとことん暇になってしまうのだ。こんな風に。
……………ポケモン………？あ、そうだ。
『折角だし異能の実験でもやろう！』
怠い体に喝を入れる様に大声でそう云いながらばっと起き上がった。
＿＿自分の異能の実験。
本来であればそんなのやらなくても全然大丈夫なのかも知れないが、いかんせん私の場合は話が違う。
異能の威力がちょっと(ちょっと…？)原作と違うのだ。
壁がぶっ壊れたたいあたりや、やつがれくんをアッパーで一撃ダウンさせたつるのムチ等がその例である。
今後異能を使っていく上で何も関係の無い民間人に被害が出ない様にする為にも、自分で自分の異能の事を理解する事は結構大事だと思うのだ。
まぁ、もう既に結構手遅れな気はするが。
………いや、気がするじゃないな。もうマフィアに喧嘩売った時点で手遅れだ。
*
実を云うと異能について確かめたかった事が一応前から三つ程、あるにはあったのだ。
実験の時間が取れたので早速やってみようと思う。
『実験いち！異能の効力実験ー！！』
＿＿これは以前、やつがれくんにつるのムチを使った時だ。
つるのムチを戻す方法が分からなかった私は、取り敢えずそれを放置して買い物に出掛けたのだ。
そして買い物が終わって帰ってくると既につるのムチは消えていた…
つまり、“異能によって生み出されたモノが存在しているのには時間制限がある”のではないかと考えてみたのだ。
…では、もし時間制限があるとすれば、それはどれ位なのか？
……それを調べるのがこの実験だ。
『……では！【しろいきり】ー、っと！』
わざを発動させると同時、何処からともなく霧が出て来る。
私はそれを確認すると、あらかじめ手に持っていたタイマーをポチッと押した。
＿＿そしてタイマーが【五分】を表した瞬間、にわかに霧が散り散りになり…消えたのであった。
よし、実験成功！
*
……丁度この時と同時刻に中也が探偵社に突っ込んでいたのだが、勿論そんな事本人は知る由も無かった。
ーー
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十円ガム - めちゃ面白いです！感動しました！ (10月22日 17時) (
レス) @page21 id: 29094487c6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - めっちゃ面白いです！よければ続きが見たいなぁ〜なんちゃって (7月19日 22時) (レス) @page21 id: c79aedafe2 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 結構見つけたのが遅かったのですが、ポケモン好きにはたまらないwwできれば続き描いてほしいです！ (2022年12月19日 20時) (レス) @page21 id: 774272428f (このIDを非表示/違反報告)
紫硝子 - 面白すぎてずっと笑ってましたwwできれば続きを描いてほしいﾃﾞｽ！！お願いします！！更新頑張ってください (2022年8月13日 23時) (レス) @page21 id: 8264cf3ee7 (このIDを非表示/違反報告)
|ω･)ﾐﾃﾏｽﾖ - いや！面白すぎです！！これで終わりなんですか！？更新待ってます！！頑張ってください！！ (2020年7月26日 11時) (レス) id: 399815b3a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suria* | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maohakase0122
作成日時：2019年6月3日 18時
