【十三】災難は探偵社にも ページ16
ーー
ー敦sideー
＿＿今日も探偵社は通常運行です。
「だぁあぁざぁああいぃぃいい！！！仕事をしろ仕事を！！！」
「嗚呼ッ！？一寸待って国木田くん！！之も仕事だよ！調査！一応調査だからぁッ！！」
「……又あの“綾乃A”の調査か？本当に異能力者なのか其奴は？」
「そうだよ！本当なんだって！見たって云ったじゃん前も！！」
……太宰さんがつい此の前からとある異能少女に興味津々な事以外、は。
聞く所によると其の少女は少々変わった異能を使うらしく、空に昇天する様に飛んで行ったり、
目眩しの光を放ったり、突然姿を消したり出来るとか。
……否、どんな異能だよ其れ。逃げに特化し過ぎでしょ。逆に凄いわ。
「私実は、此の前の“あの事件”も彼女関係だと思っているんだよね」
『……えっ？其れって一昨日あのビルが何の脈絡も無しに爆発したアレの事ですか？』
「そうそう！だから其れも踏まえて今調査中なんだよ、だから国木田くん其のファイル消そうとしないで！！やめて！やめてぇえ！！」
＿＿ポートマフィアビル崩壊事件。
ネーミングは兎も角として、此の事件は探偵社としても無視出来ない事件だ。
…なにせ裏世間では「探偵社の仕業では…？」と在らぬ噂が囁かれているのだから。
事実、昨日は勘違いしたと思われるポートマフィアの構成員数名が探偵社に襲撃に来てしまった。
………勿論返り討ちにされていたが。
まぁ詰り、此の事件の犯人を捕まえる事は探偵社の威信とかにも関わってくる訳だ。
(本当はこんな時、乱歩さんが居れば良かったんだけど…生憎今彼は出張中で不在なのだ。)
そんな訳で現在此の件は探偵社最重要案件として調査を続けている。
*
…数分後、僕が依頼書を纏め終えた時でも未だ二人は口論をしていた。
「…お前は唯調査を仕事をしない理由にしたいだけだろう！調査はちゃんと仕事を終えた奴からやるべきだ！！」
「ちぇー」
「ちぇーとか云いながら然りげ無く調査をするなこの唐変木！！！」
「あ”あ”あ”！痛い痛い痛いって！ちょ、敦くん助けて！！！」
『否僕に云われても無理ですから！！依頼行って来ます！』
僕は揉み合う二人から逃げる様に依頼に向かおうとした＿＿＿＿
＿＿＿瞬間。
《ガッシャァアアアアアアアアアアアン！！！！！！》
……ガラスが派手に割れる音と同時、黒づくめの人が物凄い勢いでオフィスに突っ込んで来た。
ーー
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十円ガム - めちゃ面白いです！感動しました！ (10月22日 17時) (
レス) @page21 id: 29094487c6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - めっちゃ面白いです！よければ続きが見たいなぁ〜なんちゃって (7月19日 22時) (レス) @page21 id: c79aedafe2 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 結構見つけたのが遅かったのですが、ポケモン好きにはたまらないwwできれば続き描いてほしいです！ (2022年12月19日 20時) (レス) @page21 id: 774272428f (このIDを非表示/違反報告)
紫硝子 - 面白すぎてずっと笑ってましたwwできれば続きを描いてほしいﾃﾞｽ！！お願いします！！更新頑張ってください (2022年8月13日 23時) (レス) @page21 id: 8264cf3ee7 (このIDを非表示/違反報告)
|ω･)ﾐﾃﾏｽﾖ - いや！面白すぎです！！これで終わりなんですか！？更新待ってます！！頑張ってください！！ (2020年7月26日 11時) (レス) id: 399815b3a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suria* | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maohakase0122
作成日時：2019年6月3日 18時
