【文スト】トリップ少女は生き抜くそうです

第１７話 マフィアにて（１） ページ19

グオオオオン。


そんな大きな音が聞こえる。今、私と芥川を乗せて動いているエレベーターの音である。


あれ？芥川の話を聞くだけじゃなかったっけ？


チーン。


…まあ到着しちゃったんだからね。仕方ないけどね。


遡る事数分前〜



私は芥川と一緒にすっっごく高いビル(マフィアのビル)に来ています。すると黒服が二人話しかけてきた。


Ａ「お帰りなさいませ。芥川様。」


龍「ああ。」


Ｂ「ところでそちらの方は？」


龍「客人だ。首領に伝えておけ。」


ＡＢ「承知しました。」


…なんか高級マンションみたいな雰囲気だなぁ。


　『え、なんか凄いとこだね…。』


私がそういうと、芥川が少し首を傾げた。


龍「マフィアのビルだからだろう。行くぞ。…A？」


　『…くっ首コテンは反則だっ。(小声)』


あれはダメだあ！芥川は何してもカッコいいけど、一番好きなのは首コテンなんだよおおおおおお！


龍「…本当に大丈夫か？」


本気で心配されている…。


　『だっ大丈夫。(芥川がカッコいいだけで！)』


龍「なら行くぞ。僕も暇では無い。」


　『これどこに向かうの？』


龍「首領室だが？」


っへ！？首領室！？まさかの初日にロリコ((殴に！？展開早っ！


龍「Aは一応探偵社員故、首領に許可していただく。」


成る程。



という事があった。


龍「首領。芥川です。」


…返事がないんだけど。嫌な予感が…。


芥川がガチャっと扉を開けた。


すると、


？「エリスちゃーん。このドレス着てよー。絶対似合うと思うよー。」


という中年。


？「イヤよ。可愛いお洋服は嫌いじゃないけれどそのリンタロウの必死さがイヤ！」


という金髪幼女。


？「えー。そんなー。」


そしてそれに呆れている２名。


…テンプレだけどカオス。


龍「失礼します。首領。客人を連れてきました。」


芥川がそういうと気づいたようで大手企業の社長が座るような椅子に座った。


？「…君達は何も見ていない。いいね。」


　『はい。首領が金髪幼女を追い回しているところなど見ていません。』


テンプレはテンプレで返す！ドヤァ。


？「ん？まあいい。芥川君そちらは？」


龍「はい。二階堂Aという探偵社員です。僕が呼びました。」


　『ご紹介いただいた通り、人虎(敦君)と一緒に探偵社員になったAです。首領の森鴎外さん。』


鴎「…何故私の名前を知っているのかね？」

　『秘密です(ニコッ)。』

鴎「そうか…。」

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