あくまでも2 ページ10
「え！？安室さん好きな人いたんですか！？」
「ええ。言いませんでしたっけ？」
店員さん、声大きい。
お願いだから気づいて、店内の女の子の目が冷たいこと。
冷たいっていうか、すわってる。
「あ、私榎本梓っていいます！」
「え、その……」
女の子に話しかけられた。
久々に話すため、言葉が出ない。
「彼女、人見知りするんですよ。名前は一葉Aさん」
「一葉Aちゃん、可愛い名前ですね！Aちゃんって、呼んでもいいですか？」
「あ……はい」
「私も、梓でいいからね！それにしても、Aちゃんお人形さんみたい」
「あ、りがとう、ございます」
女の子と話している、女の子と、しかも、可愛いらしい子と。
「梓さんも、可愛いです」
「え、本当？有難う！」
笑顔がいい。
男の子では見れない、可愛らしい、女の子らしい笑顔。
「Aちゃんは、ハーフなの？」
「えと、色々なところの血が混ざってます」
「色々？」
「はい。親がハーフやらクウォーターやらで」
「へぇ、すごいね！」
「有難うございます」
気持ち悪いって言われなかった。
嬉しい。
「それにしても、本当に可愛い！目大きいし、肌白いし、髪の毛も綺麗な色だし。何よりも、その髪型似合ってる」
「！……髪型、親戚の人が、私にはこれが一番似合うって」
「その人、Aちゃんのことよく分かってるね！」
「そ、ですね」
泣きそうになった。
「Aさん、何頼みますか？僕が奢りますよ」
「え、それはちょっと」
梓さん以外の女の子が怖いから。
「遠慮しないでください。好きな女の子の前で、格好つけたいだけですから」
好きな女の子って言わないで！！と言う私の願いは叶わない。
「Aちゃん、安室さんもこう言ってるし、甘えればいいと思うけど」
「梓さん……」
一気に裏切られた感。
心なしか、梓さんの瞳がキラキラしてる。
「あの、梓さん、楽しんでません？」
「あれ、バレた？安室さんのこう言う話あまり聞かないから、つい。ごめんね」
可愛いから、許す。
「それに、安室さんがあんなに笑顔なの初めて見たし、本当にAちゃんが好きなんだと思うよ」
「……そう、ですかね」
「うん。だから、好きにさせてあげて……って言い方は変ね、甘えてあげて」
「……はい」
梓さんに言われたら、はいとしか言えない。
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明里香(プロフ) - JK探偵1、誤字がありました。「決して話そうとしない」ではなく、「決して離そうとしない」です。 (2018年12月31日 16時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - ストーカーじゃない5、誤字がありました。「見ら見つけながら」ではなく、「睨み付けながら」です。 (2018年12月31日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - あくまでも3、誤字がありました。「恋したください」ではなく、「恋してください」です。 (2018年12月31日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 安寿香さん» ご返信が遅くなり申し訳ございません。真純ちゃんバージョンももちろん書こうと思っておりますので、ご安心ください。 (2018年9月6日 17時) (レス) id: c0ac2b12b9 (このIDを非表示/違反報告)
安寿香(プロフ) - 真純ちゃんが彼氏だったらを見たいと思うのは私だけだと思いますが書いてもらえたら嬉しいです。 (2018年9月5日 17時) (レス) id: 491c0ff4a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スラズ
| 作成日時：2018年6月6日 21時
