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JK探偵4 ページ33

「どこ行くんだ?」

「お店が色々入ってるデパートに行くつもりだけど、寄りたいとことかあった?」

「いいや。今日の僕はボディガード。Aさんの好きなところに行っていいよ」

「そんなこと言わないで、真純ちゃんも見たい服があったら言ってね」




毛利ちゃんの家を出て、歩いて駅まで向かう。




「あ、電車で行くんだけど、大丈夫?」

「ああ、問題ない!」

「そのあとバスに乗るから」

「わかった」




……今唐突に思った。


女の子と買い物するの初めてだ。


その喜びが表に現れて頰が緩む。




「……Aさん?」

「えあ、な、なに?」

「いや、何か嬉しそうだから」

「あー、んー……私ね、女の子と買い物するの、初めてで」

「……え?」




真純ちゃんが驚いた表情を見せる。




「なんて言うか、私女の子に嫌われやすくて、友達もいなくて」

「……」

「だから、真純ちゃんとこうして出掛けられるの、すっごく嬉しい」




真純ちゃんが下を向いて表情がわからない。


何か気分害するようなことを言ってしまったのかと不安になり、真純ちゃんの顔を覗き込もうとする。




「っ、Aさん!」

「え、わっ!」




突然真純ちゃんが私に抱きついてきた。


抱きついたというよりも、抱きしめた、の方が適切かもしれない。




「今日、僕といっぱい遊ぼうな!」

「え、うん」

「時間がもったいないから、早く行こう」




真純ちゃんが私を離して代わりに手を握られる。


そのまま私を引っ張り駅まで急ごうとするが、誰かが私の名前を呼んだ。

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明里香(プロフ) - JK探偵1、誤字がありました。「決して話そうとしない」ではなく、「決して離そうとしない」です。 (2018年12月31日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - ストーカーじゃない5、誤字がありました。「見ら見つけながら」ではなく、「睨み付けながら」です。 (2018年12月31日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - あくまでも3、誤字がありました。「恋したください」ではなく、「恋してください」です。 (2018年12月31日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 安寿香さん» ご返信が遅くなり申し訳ございません。真純ちゃんバージョンももちろん書こうと思っておりますので、ご安心ください。 (2018年9月6日 17時) (レス) id: c0ac2b12b9 (このIDを非表示/違反報告)
安寿香(プロフ) - 真純ちゃんが彼氏だったらを見たいと思うのは私だけだと思いますが書いてもらえたら嬉しいです。 (2018年9月5日 17時) (レス) id: 491c0ff4a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スラズ | 作成日時:2018年6月6日 21時

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