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JK探偵2 ページ31

「え、世良さんに、Aさん?」

「あー、ごめんなさい」




帽子をかぶった人に連れられて、結局毛利ちゃんの家に来てしまった。




「腕、冷やしてやってくれないか?」

「え、腕?って、なにそのあざ!」

「いや、多分ただの内出血だと思うから……」

「こおり、氷とってくる!」




毛利ちゃんはバタバタと走って氷を取りに行ってしまった。




「それにしても、もうあんなとこ1人で歩くなよ」

「え、あ……はい」

「あんた、可愛いんだからさ」

「か、かわ……そ、ですか」




何だろう、やっぱりどこかであったような気がする。




「あ、そう言えば自己紹介まだだったな」

「え、さあ、ですね」

「んじゃ、僕の名前は世良真純。こんなだけど、女だよ」




目深にかぶっていた帽子を取りながら、八重歯を見せて彼女は笑った。




「あ、女の子、でしたか」

「あ、やっぱり勘違いしてた?まぁ、見た目こんなだからよく間違えられるよ」

「あ、そうじゃなくて。とても、強かったから。助けていただいて有難うございました。かっこよかったですよ」




まだお礼を言っていないことに気がつき、お礼を言った。


すると彼女は、少しだけ頰を染めた。




「……あんた、本当に可愛いな。女の子って感じだ」

「いや、まぁ、女の子なんで、一応。あ、私の名前は一葉Aです。よろしくお願いします」

「A、だな。よろしく」




すっと差し出された右手。


私はその握手に応え、右手を出して握った。


すると彼女は、優しげに笑った。




「……あ、」




その顔が、とても、彼に似ていた。




「か、いさ」




彼女に感じていたあの安心感や既視感の正体がやっとわかった。


彼女は似ている、赤井秀一に、とてもよく。




「何か言ったか?」

「あ、いえ。何でもありません」

「ふぅん。それよりさ、蘭君がさん付けしてたってことは歳上だろ?敬語はお互い無しにしよ」

「え、うん。それはいいけど」

「やった。じゃあ、僕のこと真純ちゃんって呼んで」




ニコニコと人懐っこい笑顔を見せる彼女。


か、可愛い。


誰だ、男の子に間違える輩は。


こんなに可愛い子、どっからどう見ても女の子だ。




「うん、真純ちゃん」

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明里香(プロフ) - JK探偵1、誤字がありました。「決して話そうとしない」ではなく、「決して離そうとしない」です。 (2018年12月31日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - ストーカーじゃない5、誤字がありました。「見ら見つけながら」ではなく、「睨み付けながら」です。 (2018年12月31日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - あくまでも3、誤字がありました。「恋したください」ではなく、「恋してください」です。 (2018年12月31日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 安寿香さん» ご返信が遅くなり申し訳ございません。真純ちゃんバージョンももちろん書こうと思っておりますので、ご安心ください。 (2018年9月6日 17時) (レス) id: c0ac2b12b9 (このIDを非表示/違反報告)
安寿香(プロフ) - 真純ちゃんが彼氏だったらを見たいと思うのは私だけだと思いますが書いてもらえたら嬉しいです。 (2018年9月5日 17時) (レス) id: 491c0ff4a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スラズ | 作成日時:2018年6月6日 21時

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