本霊本丸new ページ4
初期刀を授ける仕事の話。
「……で、君達5人には、この中の5振りから一振り選んでもらう」
俺の前には、やや緊張気味の男の子3人と女の子2人がいる。
でも可笑しい。
今日の新人は6人って聞いてたんだけど。
「あ、あの」
「はい」
「これ、被った場合とかって……」
「ああ、安心して。彼らは幾つでも分霊を造ることができるから」
俺と彼ら5人の間には、加州清光、山姥切国広、歌仙兼定、陸奥守吉行、蜂須賀虎徹の5振りが刀の姿で存在していた。
「さぁ、直感で選ぶといい。君たちの初期刀を」
そう促すと、5人は真剣に5振りの刀を見つめ出した。
この分だと、大丈夫かな。
そう思った矢先、部屋の襖がバンッと大きな音で開けられた。
「ごめんなさぁい。遅れちゃった」
「……最後の1人の方ですね」
「うん、多分そーだと思う」
「なぜ遅れたかは知りませんが、時間は守ってください」
「えー、そんなこと言われたって。あ、これが初期刀？私加州清光がいいの！どれ？」
あー、やっぱダメだ。
まぁ、これは俺が決めることじゃないんだけど。
「さぁ、が自分で選んでください」
「いいじゃない、私が加州清光がいいって言ってんだから」
「……ちなみに聞きますが、なぜ加州清光が？」
「そんなの、カッコいいからに決まってるじゃない！それに、主大好きなんでしょ？サイッコーじゃない！」
「……そうですか。では、彼らが選び終わるまで大人しく、大人しく待っていてください」
この子はダメかな。
着崩した巫女服、派手なメイク、変な言葉、失礼な態度。
外見は置いておいても、その態度はないだろう。
「さぁ、君達も選ぶといい。焦らずに、ゆっくりね。君たちがこれから歩む道の、1番のパートナーだ」
彼らが初期刀を決めるのに、あまり時間はかからなかった。
「……あの、私は一番右の」
「俺はこれかな」
「俺も！」
「私は真ん中の」
「俺はこれがいいかな」
「……本当に、そこ子でいい？」
俺がそう聞くと、彼らはしっかりと頷いた。
「じゃあ、１つずつ順番に。まずは君が選んだ、山姥切国広」
俺は刀置き台に置いてある山姥切国広を手に取った。
「山姥切国広、顕現せよ」
ブワッと桜の花びらが舞う。
白い布を被った、金色の髪がキラキラと輝く彼。
「……俺を選ぶとは、物好きな奴もいたもんだ」
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スラズ(プロフ) - アイさん» ご返信遅くなり、申し訳ございません。リボーン、刀剣乱舞の並盛中に通う主ですね。コメント有難うございます、これから検討して行きます。これからも、面白そうだと思ったものには、どんどんコメントください！お待ちしております。 (2018年7月21日 19時) (
レス) id: c0ac2b12b9 (このIDを非表示/違反報告)
アイ - リボーン・刀剣乱舞並盛中に通う主が見たいです。 遅くてすみません (2018年7月14日 19時) (レス) id: 0be3608437 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - カカオ豆さん» こんばんは、アンケートにご協力有難うございます！強さの証明ですね、了解致しました！ (2017年10月5日 20時) (レス) id: d3939d3bde (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - クロザイサさん» こんばんは、アンカーにご協力有難うございます！強さの証明ですね、かしこまりました！ (2017年10月5日 20時) (レス) id: d3939d3bde (このIDを非表示/違反報告)
カカオ豆 - 強さの証明が読みたいです！できれば、男主で見たいです！頑張ってください！ (2017年10月5日 20時) (レス) id: 4785303bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スラズ
| 作成日時：2017年4月5日 21時
