1.本霊本丸【刀剣乱舞】 ページ2
「え？ごめん、何言ってるのかわからないなぁ」
スーツを着た三人の男。
本当に突然、僕の家を訪れた。
彼らが僕に言ったのは、僕の今の常識では考えられないこと。
「歴史を守って欲しいのです」
「歴史って経てきた跡の記録だよ？からかってるなら帰ってもらえるかなぁ？」
「そういわけにもいきません」
「我々は、いたって真面目に話をしております」
歴史を守る？
何バカなことを言ってるんだ。
何かの宗教団体とかだったら、無理矢理にでも追い返すのに。
彼らは政府から来た人たち、国家権力なんて使われたらたまったもんじゃない。
「……じゃあ、仮に歴史を守るとして、どうやって？」
「付喪神に力を貸してもらいます」
「付喪神……って、あの物に精霊とか神が宿ってるっていうあれかな？」
「ええ。そうです。力を貸してもらうのは、日本刀の付喪神、我々は刀剣男士と呼んでおります」
刀剣男士……ねぇ。
「まぁ、話が進まないから、とりあえずそれが本当だとして、どうして僕なわけぇ？君達が勝手にやればいい」
「我々ではダメなのです」
「なんで？」
「刀剣男士を呼び出すためには、霊力と呼ばれるモノが必要なのです。貴方様には、その霊力がとても多い」
霊力……なにそれ。
僕幽霊とか見たことないんだけどなぁ。
「さらに付け加えると、付喪神は本霊と分霊に分けられます。先ずは本霊を呼び出すところから始めなければなりません。それは、分霊を呼び出すよりもはるかに難しい」
「ですが、貴方様はそれをやってのけるだけの霊力を持っております。日本で唯一と言っていいほどの」
「……そんなこと言われてもねぇ。僕にも生活があるし、歴史守っても僕の生活を守らないと意味ないじゃない」
「心配はご無用です。歴史を守っていただければ、それなりの報酬は出します。下手しなくても、誰よりも高い給料がもらえます」
……誰よりも高い、給料。
ちょっと心揺れるな。
「それもそのはず。歴史を守ることすなわちそれは、この日本という国を守ることになるのですから」
嘘をついているようには、だんだん見えなくなって来た。
これ、本当の話なのかな。
「……わかった。取り敢えず、この話を持ちかけて来た最高責任者と合わせてよ。そこで僕が納得できたなら、守ってあげてもいいよ」
そうして僕は、本霊のみの本丸を一から作り上げることになる。
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スラズ(プロフ) - アイさん» ご返信遅くなり、申し訳ございません。リボーン、刀剣乱舞の並盛中に通う主ですね。コメント有難うございます、これから検討して行きます。これからも、面白そうだと思ったものには、どんどんコメントください！お待ちしております。 (2018年7月21日 19時) (
レス) id: c0ac2b12b9 (このIDを非表示/違反報告)
アイ - リボーン・刀剣乱舞並盛中に通う主が見たいです。 遅くてすみません (2018年7月14日 19時) (レス) id: 0be3608437 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - カカオ豆さん» こんばんは、アンケートにご協力有難うございます！強さの証明ですね、了解致しました！ (2017年10月5日 20時) (レス) id: d3939d3bde (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - クロザイサさん» こんばんは、アンカーにご協力有難うございます！強さの証明ですね、かしこまりました！ (2017年10月5日 20時) (レス) id: d3939d3bde (このIDを非表示/違反報告)
カカオ豆 - 強さの証明が読みたいです！できれば、男主で見たいです！頑張ってください！ (2017年10月5日 20時) (レス) id: 4785303bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スラズ
| 作成日時：2017年4月5日 21時
