第１１２話 ページ24
僕の体を、温かい光が包む。
誰もが僕を見る。
「……サリュー」
僕の青い髪は、キラキラと光る銀色に変わっている。
僕の腰のあたりだった髪は、さらに伸びている。
「……A？」
「そうだよ。……ねぇ、サリュー。もう良いんだよ？一人で抱え込まないで。……君のその罪……全部僕が引き取ってあげる」
僕はしゃがみ込みサリューの顔を両手で包み込み、コツンと額を当てる。
「……パンドラは開けてはならない箱を開けてしまった。……それがパンドラの罪。でもそれって、単なる好奇心からなんだよ。……サリューはさ、寂しかったんだよね？……でもサリューは皆が寂しい思いをしていると知っていたから、一人で抱え込んだ。……でもそれは間違ってるよそれが君の罪だ。本当なら皆に相談して、打ち明ければよかった。。皆で解決策を探せばよかったんだよ。
僕が許してあげるから、もう一度立つんだ。
そして、一緒に戦おう。……サリュー」
「っ！……負けるものか……僕を誰だと思ってる！」
サリューは立ち上がる、痛いはずの足で。
「……困ったキャプテンだね。……その足じゃ戦えないでしょ？」
僕はミキシマックスをといた。
そして僕はサリューの足に手をかざす。
次にゆっくり目を閉じ、再び目を開く。
僕の瞳は、黒い瞳から、青い瞳に変化していた。
「A、それは……」
「大事なキャプテンのためだからね」
スーッとサリューの足から痛みが引いて行く。
「どう？」
「うん、大丈夫だ」
「A！治す、それが君の能力なのか！？」
「やめてよ、天馬。僕の力が治癒？そんなわけないでしょ？」
「え？でも……」
「……それは、これが終わったら、ちゃんと話すよ」
治癒ではない。
僕の能力、力。
最強の力。
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スラズ(プロフ) - 叢桜牙さん» 読んでくださって有難うございます！嬉しい限りです！続きも頑張りますね！ (2015年5月28日 19時) (
レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
叢桜牙 - スラズさんの作品夜陰の剣まとめて読みました続きが楽しみです。 (2015年5月28日 18時) (レス) id: a6d00fee4e (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - ゆっくりレイサさん» 有難うございます！これからも頑張りますね！ (2015年5月8日 12時) (レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりレイサ - 続きが楽しみです！これからも頑張ってください！ (2015年5月8日 9時) (レス) id: 819aea20b8 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - ユマ♪さん» 見てくださって有難うございます！楽しんでいただけているなら、私も嬉しいです！これからも頑張りますね！ (2015年5月7日 16時) (レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スラズ
| 作成日時：2015年4月29日 10時
