第９１話 ページ3
コンコンと部屋の扉を叩く音がする。
これは、玲達のオーラでは無い。
エヴァンでもないな。
……誰だろ？
不思議に思いながらも、ガチャリと扉を開けた。
そこにいたのは……
メ「こんにちは。少しお話ししない？」
夜「……はぁ」
誰だっけ、バカップルの女の方。
えっと…メイアだっけな。
メ「入れてもらっても？」
夜「あー、うん。良いよ」
メ「有難う」
にこりと笑って、彼女は部屋に入って来た。
中々の美少女だよね。
……まぁ、僕には敵わないけどね。
夜「何の用かな？君はメイアだよね？」
メ「そうよ。覚えていてくれて嬉しいわ」
夜「暗記は苦手じゃないんでね。……それで？片割れはどうしたの？」
メ「片割れ？……ああ、ギリスのことかしら？」
夜「そう、眼鏡かけた」
メ「あら、ガールズトークをしようと思って来たのよ。男は入室禁止よ」
ガールズトーク……。
……！
……こいつ、まさか。
夜「……他の人も呼んだりしたの？」
メ「あら、よくわかったわね。頭の回転が早いのかしら」
夜「……悪いけど、僕、天才だからさ」
メ「クス、そう言う強気な子嫌いじゃないわよ」
夜「そりゃどーも」
……雷門にいないタイプだ。
……いや、僕に似てるか？
この子絶対ナルシストだよね。
うん、絶対。
メ「みんなが来るまで、私たち二人だけで話しましょう」
夜「……別に良いけど」
メ「決まり！じゃあ、恋バナね。夜空は好きな人いないの？」
夜「え……あー///えっと」
メ「……その反応はいるわね。ねぇ、誰？誰？」
夜「誰って……君の知らない人だよ」
この子グイグイくるな。
メ「じゃあ、どんな人？」
夜「……優しい、かな？僕のこと、すごく大切に想ってくれてるんだ」
メ「……想ってくれてる？……それって……え？告白されたの？」
夜「あー、うんまぁ。結構前にね」
メ「そんな！！それじゃ、相手の人が可哀想よ！次あったら返事返してあげなさい！」
夜「……えー」
メ「えー、じゃない！わかった？」
このこの気迫に押され、了承してしまった。
……でもまぁ良いか。
この件が片付いたら、返事返すって決めてたしね。
夜「……で？君の彼氏はどんな人なの？」
これを聞いた僕が間違ってた。
このあと、他のメンバーが来るまで、 ギリスと言う人の話を延々と語られた。
……この子の前でギリスはタブーか。
もう、この子と恋バナはしない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 84人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スラズ(プロフ) - 叢桜牙さん» 読んでくださって有難うございます！嬉しい限りです！続きも頑張りますね！ (2015年5月28日 19時) (
レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
叢桜牙 - スラズさんの作品夜陰の剣まとめて読みました続きが楽しみです。 (2015年5月28日 18時) (レス) id: a6d00fee4e (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - ゆっくりレイサさん» 有難うございます！これからも頑張りますね！ (2015年5月8日 12時) (レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりレイサ - 続きが楽しみです！これからも頑張ってください！ (2015年5月8日 9時) (レス) id: 819aea20b8 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - ユマ♪さん» 見てくださって有難うございます！楽しんでいただけているなら、私も嬉しいです！これからも頑張りますね！ (2015年5月7日 16時) (レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スラズ
| 作成日時：2015年4月29日 10時
