妄想シチュエーション【ハイキュー】

岩泉一_部室 ページ16

岩泉一/マネージャー




体育館の鍵は閉めた。


あとは…部室か。




青葉城西高校バレー部のマネージャーをやっている私は、鍵の管理を任されている。


部室の鍵を閉めて帰ろうと部室へ向かった。




ガチャ…と扉を開けると、まだ帰ってない人が…




「…岩泉？」

「あ？…ああ、神楽坂か。悪い、まだ着替えてねーんだ。鍵は俺が閉めとくから先帰っていいぞ」




岩泉は残って練習をしていたようだ。


汗をかいている。


私がドリンクやらタオルやらの片付けをしてる時にかな？




「いや、鍵の管理を任されたのは私だ。お前が着替え終わるまで待ってる」

「あー…そうか、悪い。すぐ着替えるな」

「急がなくていいからな。…あ…そう言えば及川はどうしたんだ？いつも一緒に帰ってるんじゃないの？」

「あいつと俺をセットにするなよ。…あいつは今日、用事があるとかで先に帰った」




及川に用事か…




「彼女とか？」

「さぁな、知らねぇ」




岩泉って及川に興味ないよね。


いや、興味ないようにみせてるだけか。


本当はすごく仲良いもんね。




「…お前は及川が好きなのか？」

「…なんで？」




岩泉が急にそんなこと聞くから驚いた。


私が及川のことが好き？




「いや、何と無く…お前ら仲良いしさ」

「岩泉と及川の方が仲良いじゃん。それに、及川のタイプはさんづけて呼んでくれる可愛い後輩だって。私とは真逆じゃん？」

「そうか？」

「そうでしょ。私、可愛くないし。やっぱり、可愛い女の子の方が男はいいのかな？イメチェンでもしてみよっかな？」




及川に惚れてるなんてことはない。


取り敢えず早く着替えてね。


と言って部室から出ようとした。


その私の手を岩泉が掴む。


後ろを振り向くと、そこには真剣な顔をした岩泉。


どうかしたの？


そう聞く前に、岩泉の方が早く口を開いた。









.









.









「お前はそのままでいいからな。…俺…今のお前が好きだし」

＿今のままが一番良い＿

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