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国見君と……(腐要素あり) ページ48

「こんにちは」

「こんにちは。どうぞ、中入って」

「お邪魔します」




今日は恋人である国見君を家へ呼んだ。


付き合い始めて今日で1年。


健全で清いお付き合いをさせてもらってる。


それが不満なわけじゃない。


すごく大切にされてる。


いや、年下に大切にされてるって変な感じだけど。


まぁそういう訳で、キスより先に進んだことがない。


そろそろそーいうコトしてもいいと思うんだけど。


……国見君は、シタいとか思わないのかな。




「Aさん、ご両親は?」

「父さんは仕事、母さんは優ちゃんのお母さんと遊びに行ってる」

「そう、ですか」




……なんだが、落ち着かないな。


あれかな、俺が欲求不満なだけ?


俺が可笑しいのかな?




「……あの」

「え、はい!」

「はい?」

「あ、いや、ごめん。なに?」




考え事してる時に急に話しかけられたからびっくりしてしまった。




「いや、ぼーっとしてるから、どうしたのかと思って」

「あー、ごめん。ちょっと考え事」

「……そう、ですか」




それから楽しく会話はしたものの、そう言う雰囲気になることはなかった。




「あれ、Aさんのスマホ光ってますよ」

「あ、本当だ」




見ると母さんからだ。




「どうかしたんですか?」

「ん、母さん、優ちゃんのお母さんと夜食べて帰るから遅くなるって」

「あ、そう……ですか」




国見君と目があった。


フッと彼は目をそらす。


……ダメだ、俺やっぱり……




「ねぇ、国見君」

「?はい」




彼の名を呼んで、唇をふさいだ。




「んっ……」

「ん!?ちょ、Aさっ」

「ん、んぅ」




唇を離して、俺は彼の首は手を回した。




「あ、あの……」

「俺は、国見君とこう言うコトしたい」

「え、と」

「俺に、そう言う魅力ってない?」




俺がそう言えば、国見君は俺の腰に手を回して激しいキスをしてきた。




「んっ、んんぅ……ぁう」

「んっ、はぁ。俺だって、必死に我慢してるんです。あぁもう、貴方がそんなこと言うから……」




俺の目を見る国見君の目は、欲望を曝け出したような獣のような目。




「もう、我慢なんてしてやりません。……覚悟、してくださいね?」

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星海 - 19話なんですが、カフェのこと及川達に帰国した日に話してますよね??花巻とか郁ちゃんは知らないと思うけど…。少し気になったのですいません。このお話大好きです!素敵な作品をありがとうございます (2018年10月9日 1時) (レス) id: a8f2f09371 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 朔夜さん» 有難うございます!そう言っていただけると嬉しいです。はい、これからも頑張らせていただきますね! (2017年1月9日 0時) (レス) id: 810fd7dd34 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜 - 物語が面白くて何回も読ませてもらってます。更新頑張ってくださいね(^^) (2017年1月9日 0時) (レス) id: 9a27728eb6 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 朔夜さん» ご意見有難うございます。優ちゃんの苗字は早水です。気をつけているつもりなのですが……。教えて下さり、有難うございます。これからそのようなことがないように気をつけます。 (2017年1月2日 10時) (レス) id: 810fd7dd34 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜 - 優ちゃんの名字が早見になったり、早水になったりしていて、少々気になりました。 (2017年1月2日 9時) (レス) id: 3b14df07ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スラズ | 作成日時:2016年9月29日 23時

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