及川さんの憧れの天才＿原作編＿【男主・ハイキュー】

木兎君とデート（腐要素あり） ページ42

「あ、木兎君！」

「Aー！！！」




久しぶりに来た東京で、恋人の彼とデート。


すっごく楽しみにしてた。




「久しぶりだね」

「久しぶりだなー！」




笑顔が眩しい彼、こっちまで嬉しくなる。




「どこ行くか決まった？」

「バレー専門店！！」




そういうや否や、俺の腕を引っ張って走り出す木兎君。




「えっ、ちょ！そんなに急がなくても！」

「いいから、早く！」

「あー、うん！」




言われたように走って隣に並ぶ。


バレー専門店は走って約十分。


専門店だけあって、その種類の多さに俺は目を奪われる。




「うわ、すごい」

「だろぉ！」

「うん！」




店を回って2人で買い物をした後、木兎君に誘われて彼の家に来た。




「お邪魔します」

「おーう！」

「ご両親は？」

「今日はいねーよ」

「そっか」




彼の部屋にと案内されて、2人でゆっくりと話しながら過ごす。




「A、次はいつこれる？」

「んー、次かぁ……わからないなぁ。なんて言っても遠いからね」

「……そっかぁ」




あからさまに残念がる彼を、頭を胸に引き寄せて抱きしめる。




「大丈夫。会えなくなるわけじゃない。電話もして、メールもして、俺もする。たくさんするから」

「うん……」

「木兎君、笑って。俺は君が笑ってる顔が好きだよ」




ぎゅーっと抱きしめたあと、俺はふっと顔を離して彼の唇に俺の唇をあてた。




「ん……」

「A……」




木兎君は俺の頭を手で押さえ、深く深く口付けた。




「また来るから、それまで待ってて」

「おう！」

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