優ちゃんと……（腐要素あり） ページ41
優ちゃんと恋人になってから、初めてのクリスマス。
いつもなら、母さんたちと一緒に過ごすはずなんだけど……。
「あー、なんか悪いな」
「いや、母さんもなんかノリノリだったし」
俺たちの親の気遣いにより、いやお節介により、俺は優ちゃんの家で2人っきり。
俺の家には優ちゃんの両親と俺の両親が、4人でクリスマスパーティーを行なっている。
「まさか、バレるとは」
「だよね。絶対大丈夫だと思った」
男同士ということもあり、両親には黙っていようと決めたのだけれど、付き合ったその日に俺も優ちゃんも速攻でバレてしまった。
俺たちってそんなにわかりやすいんだろうか。
「……A」
「ん？」
「あー、そのさ」
「……なに？」
「せっかく2人っきりだし……」
……うん、優ちゃんの言いたいことは何となくわかった。
「……その、いいか？」
「……うん、いいよ」
付き合って約3ヶ月。
そう言った行為を一度もしていない俺たち。
「……っA」
俺をベッドに押し倒して、上に覆いかぶさる優ちゃん。
俺は拒んだりはしない。
優ちゃんのこと好きだし、受け入れようと思う。
「……っ」
「優ちゃん？」
「っ〜、あーっ！」
俺の上から退いて、ゴロリとベッドの上に寝転がる優ちゃん。
「え？どうしたの？」
「……やっぱ、無理」
「え、あー……と、やっぱり、男の……俺じゃダメ……かな」
無理と言われて少し傷ついた。
落ち込む俺を、優ちゃんは必死で励ます。
「あ、いやそうじゃなくて！！ほら、痛いって言うし……Aにそんなことできねーって言うか……」
ヘタレなのか、俺のことを想ってくれているのか……
それじゃ伝わりづらいよ。
「優ちゃん」
「ん？」
「優ちゃんなら、いいよ」
「はぁ？」
「優ちゃんの精一杯の優しさで、俺を愛して？」
そう言って、俺は隣に寝転がる彼にキスをした。
「……ね？優ちゃん」
「……どーなって知んねーぞ」
「上等だね」
再び俺の上に来た優ちゃんの頭に手を回して、俺たちは再びキスを交わした。
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星海 - 19話なんですが、カフェのこと及川達に帰国した日に話してますよね？？花巻とか郁ちゃんは知らないと思うけど…。少し気になったのですいません。このお話大好きです！素敵な作品をありがとうございます (2018年10月9日 1時) (
レス) id: a8f2f09371 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 朔夜さん» 有難うございます！そう言っていただけると嬉しいです。はい、これからも頑張らせていただきますね！ (2017年1月9日 0時) (レス) id: 810fd7dd34 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜 - 物語が面白くて何回も読ませてもらってます。更新頑張ってくださいね(^^) (2017年1月9日 0時) (レス) id: 9a27728eb6 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 朔夜さん» ご意見有難うございます。優ちゃんの苗字は早水です。気をつけているつもりなのですが……。教えて下さり、有難うございます。これからそのようなことがないように気をつけます。 (2017年1月2日 10時) (レス) id: 810fd7dd34 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜 - 優ちゃんの名字が早見になったり、早水になったりしていて、少々気になりました。 (2017年1月2日 9時) (レス) id: 3b14df07ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スラズ
| 作成日時：2016年9月29日 23時
