影山君と……（腐要素あり） ページ39
「え、ちょっと」
「ん？なんすか？」
「いや、あの……」
影山君と付き合い始めて初めてのクリスマス。
彼に誘われてからの家に来たのだが、何故か俺は彼に押し倒されていた。
「ち、近い……かなぁ、なんて」
「どこがっすか？」
「いや、この距離はおかしいよね」
いくら恋人とはいっても、付き合い始めたばかりだし……
「イヤすか？俺と距離が近いの」
「い、イヤじゃ……」
ない、ないけど……。
「イヤじゃ……？」
「な、ない……かも」
「かもって何ですか」
付き合い始めてわかったことがある。
影山君は、押しが強い。
それから、天然なのか恥ずかしいことをさらりとやる。
翻弄されてばかりだ。
「……キスしてもいいすか？」
「っ〜……なんで、そう言うこと言うかなぁ」
ベッドに押し倒されて、至近距離でこんなこと言われて……
「ダメすか？」
だめなんて、言えるわけないよ。
「……ずるいよねぇ」
「え？」
「ん、いいよ」
彼の頭に手を回して唇を求める。
「んぅ……」
「っ、あぅ……」
軽い口づけだったそれは、だんだんと深く激しいものに変わっていく。
「んんっ……あぅ、ん」
まだキスに慣れていない影山君のキス。
上手いけど、慣れていると言うよりもがっついていると言う感じだ。
「ん、かげっや、まくん」
されるがままだった俺は、やられるうちに俺も舌をいれてこたえるようになった。
息が上がって、身体が熱くなってくる。
「……Aさん、エ」
「言わせないよ！？」
口を離すから何かと思えば、とんでもないことを言い出す彼。
「んぬぅ……」
「……はぁ、せっかくケーキ作ってきたのに」
「そんなもんより、Aさんがクいたいです」
「そう言うこと言うんじゃ、ありません！」
あぁ、もう……本当にこの子は。
「……影山君」
「はい？」
「ん…」
「え？」
「少しだけね」
「！はい！！」
嬉しそうに言う恋人。
……俺ってやっぱり、年下に甘いのかなぁ。
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星海 - 19話なんですが、カフェのこと及川達に帰国した日に話してますよね？？花巻とか郁ちゃんは知らないと思うけど…。少し気になったのですいません。このお話大好きです！素敵な作品をありがとうございます (2018年10月9日 1時) (
レス) id: a8f2f09371 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 朔夜さん» 有難うございます！そう言っていただけると嬉しいです。はい、これからも頑張らせていただきますね！ (2017年1月9日 0時) (レス) id: 810fd7dd34 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜 - 物語が面白くて何回も読ませてもらってます。更新頑張ってくださいね(^^) (2017年1月9日 0時) (レス) id: 9a27728eb6 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 朔夜さん» ご意見有難うございます。優ちゃんの苗字は早水です。気をつけているつもりなのですが……。教えて下さり、有難うございます。これからそのようなことがないように気をつけます。 (2017年1月2日 10時) (レス) id: 810fd7dd34 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜 - 優ちゃんの名字が早見になったり、早水になったりしていて、少々気になりました。 (2017年1月2日 9時) (レス) id: 3b14df07ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スラズ
| 作成日時：2016年9月29日 23時
