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研磨君とデートのはずが……(腐要素あり) ページ36

今日は東京で研磨君とクリスマスデート。


この日を俺はとても楽しみにしてた。


……けど




「……遅いな」




約束の時間を30分も過ぎていた。


5分や10分ならよくあることだけど、30分は初めてだった。


……何か、あったのかな。




「!研磨君」

「あ、A」

「よかった。何かあったのかと思って……」



心配した、そういう前に研磨君はふらりと俺の方に倒れてきた。




「研磨君!?」









彼を抱き上げて、彼の家へと訪れた。


中には研磨君のお母さんがいて、熱があることを聞いた。




「……研磨君」




彼を部屋のベッドに寝かせて、冷えピタなんかを用意した。




「電話くれたらよかったのに」




無理してしんどいのに俺のところまで来てくれたんだ。


不謹慎だけど、ちょっと嬉しい。




「ん……」

「あ、起きた?」

「……A?」

「うん。気分どう?気持ち悪くない?」




フイッと俺から目をそらして、小さく、少しだけ震えた声で言った。




「……ご、めん」

「え?」

「デート、が」

「いいよ、気にしないで」




研磨君になにかあったら、俺が嫌だ。




「家でゆっくりするのもいいよ」

「……でも、A……」

「いいの。外だとこうはいかないからね」

「……こう?」

「……2人っきりに、なれないってこと」




んー、自分で言うの少し恥ずかしいな。




「え、ちょ……研磨君」

「……そういうの、ダメ」

「え?」




両手で顔を隠す彼。


……俺何かしたかな?




「ねぇ、俺今風邪でしんどいんだよね」

「え、うん」

「俺のお願い、聞いてくれる?」

「あ、俺にできることなら」

「……そう」




彼は俺をベッドの中に引きずり込んだ。




「え、研磨君」

「しー……下に母さんいる」

「え、ちょっと……」




服の下に手を入れられて、さわさわと素肌を触られる。




「あっ、ちょ、研磨君……っ」

「意外と声下に聞こえるから、あまり大きな声出すと聞こえるよ?」




敏感なところを触られて、俺は逃げようとする。




「A……逃げないで」




そう言われると、優ちゃん曰く年下に甘い俺は抵抗を辞めてしまう。




「んっ……っあ!」

「……声」




声が押さえられずに漏れ出す。


恥ずかしい。




「可愛い」




熱で熱くなった手と、赤く染まった頰に潤んだ目。



「……A、いい?」

「っ、ダメって言ってもするくせに」




クスリと笑う彼は、いつになくセクシーだった。

クロ君VS優ちゃん(腐要素あり)→←澤村君とお家デート(腐要素あり)



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星海 - 19話なんですが、カフェのこと及川達に帰国した日に話してますよね??花巻とか郁ちゃんは知らないと思うけど…。少し気になったのですいません。このお話大好きです!素敵な作品をありがとうございます (2018年10月9日 1時) (レス) id: a8f2f09371 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 朔夜さん» 有難うございます!そう言っていただけると嬉しいです。はい、これからも頑張らせていただきますね! (2017年1月9日 0時) (レス) id: 810fd7dd34 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜 - 物語が面白くて何回も読ませてもらってます。更新頑張ってくださいね(^^) (2017年1月9日 0時) (レス) id: 9a27728eb6 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 朔夜さん» ご意見有難うございます。優ちゃんの苗字は早水です。気をつけているつもりなのですが……。教えて下さり、有難うございます。これからそのようなことがないように気をつけます。 (2017年1月2日 10時) (レス) id: 810fd7dd34 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜 - 優ちゃんの名字が早見になったり、早水になったりしていて、少々気になりました。 (2017年1月2日 9時) (レス) id: 3b14df07ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スラズ | 作成日時:2016年9月29日 23時

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