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ハロウィン2 ページ20

「Aさーん、俺もこれ食べたいなぁ」

「おい、徹、それは図々しいぞ」

「だって、Aさんの手料理なんて食べる機会ないじゃないですか!」




まぁ、簡単なものばかりだし、作れないことはない。




「……こんなのでよければ、すぐに作るよ」

「やった!!」

「ちょ、及川」

「クソ川さん、本当に見境ないですね」

「ちょ、その呼び方の言い方やめろ」

「ははっ、クソ川」

「優さんに言われるのが1番むかつく」




4人を残して、俺は台所に立つ。


さて、さっさとやらないと俺と優ちゃんのパスタがのびる。









「……んー!!美味しい!!」

「そう、それはよかった」




料理ができるとすぐに食べた。


みんな美味しいと言ってくれているから、すごく安心した。




「本当に、流石ですね」

「そんなことないって」

「何でそう兄さんは謙遜するかな」




ハロウィンパーティー、今年は去年よりももっと騒がしく楽しい日だ。




「あ、トリックオアトリートって、来た時に言ってたよね」




俺は冷蔵庫から、冷やしていたかぼちゃプリンを取り出して、スプーンとともにみんなの前に出した。




「…こんなのでプリン?」

「そう、かぼちゃプリン」

「いいんですか?」

「お菓子もらいに来たんでしょ?」




三人はよろこんで食べた。


もちろん、優ちゃんと俺も。




「お、うまい」

「うん、これはちょっと自信ある」

「毎年作ってんもんな」

「うん」




年が経つごとに、俺の日常は変わっていく。


それは、とても楽しく、とてもいいことだと思う。









(……いただきっ!)

(あ、おいクソ川!!)

(うわ、流石クソ川さん、岩泉さんのプリン奪うなんて)

(食い意地張ってんなぁ)

(だって美味しいから)

(ふふっ、こんなのでよければいつでも作るよ)

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星海 - 19話なんですが、カフェのこと及川達に帰国した日に話してますよね??花巻とか郁ちゃんは知らないと思うけど…。少し気になったのですいません。このお話大好きです!素敵な作品をありがとうございます (2018年10月9日 1時) (レス) id: a8f2f09371 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 朔夜さん» 有難うございます!そう言っていただけると嬉しいです。はい、これからも頑張らせていただきますね! (2017年1月9日 0時) (レス) id: 810fd7dd34 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜 - 物語が面白くて何回も読ませてもらってます。更新頑張ってくださいね(^^) (2017年1月9日 0時) (レス) id: 9a27728eb6 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 朔夜さん» ご意見有難うございます。優ちゃんの苗字は早水です。気をつけているつもりなのですが……。教えて下さり、有難うございます。これからそのようなことがないように気をつけます。 (2017年1月2日 10時) (レス) id: 810fd7dd34 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜 - 優ちゃんの名字が早見になったり、早水になったりしていて、少々気になりました。 (2017年1月2日 9時) (レス) id: 3b14df07ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スラズ | 作成日時:2016年9月29日 23時

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