及川さんの憧れの天才【男主・ハイキュー】

憧憬25 ページ27

日曜日の午前練が終わったあと、俺と優ちゃんとハジメ君と徹君はケーキ屋に来ていた。




「好きなの一つ選んで、ここで食べていこう」

「流石A」

「やったー！」

「あざっす」




俺たちが来たのは人気のケーキ店。


少し高いけど、三人とも頑張ったからね。




「俺、ショートケーキ」

「流石優ちゃん、可愛いね」

「うるせー」




少し顔を赤くしながら、そっぽを向く優ちゃん。


俺の幼馴染みが可愛い。




「Aさん、俺チョコレートケーキ」

「俺はチーズケーキ」




メーニューを開いて、選んだケーキを指差しながら、瞳をキラキラとさせている。


後輩も可愛い。




「飲み物どーする？」

「オレンジ」

「優さんさっきから女子ですか？」

「あ？うるせー」




本当、可愛い。




「俺ココア！」

「俺も」

「うん。すいません、ショートケーキとチョコレートケーキ、チーズケーキとティラミス。それから、オレンジジュースとココア二つ、ミルクティー」




４つのケーキと飲み物を頼んだ。




「ミルクティーとティラミス」

「？……何か変かな？」

「大人ですかっ」

「え、いや……美味しいよ？」




ティラミスも別に苦いわけじゃないし。


まぁ、人によって好き嫌いはあるかもだけど。




「Aは小さい頃からティラミス好きだよな」

「優ちゃんは苺ののったショートケーキが好きだよね」

「美味いだろーが」

「別に美味しくないって言ってるわけじゃないよ」




そんな会話をしながら、俺たちはケーキと飲み物を待った。

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