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次の日、いつも通りの平日の朝。
「亮平、ほらヘルメット」
ry「あー！おてんき…」
いつも通り慌てて準備をする俺と
いつも通り準備を先に終わらせてのんびりテレビを見ている亮平。
時刻は只今7時半。
もう家を出る時間だよって
テレビにかぶりついている小さな頭にスポッとヘルメットを被せれば
わーわー騒ぎながらもすんなりついて来てくれる。
「どうせ今日も晴れだよ」
ry「んもぉ！しょーたはおてんき、きにならないの？」
かっ飛ばした自転車の後ろでまだお天気だなんだ言う亮平。
まだ少し舌足らずな声を軽く受け流しながら20分の距離を漕ぎ切れば保育園はもう目の前。
「はい着いた、じゃあまた迎えに来るから」
ry「ん、ばいばーい！」
いつも通り亮平を送れば
そこからまた自転車のペダルへ足を掛ける。
「おはよーございまーす」
会社に着く頃には1人汗だくな俺。
肌に張り付いたシャツをパタパタしながらデスクについて同僚と挨拶を交わす。
シャツが乾く頃にはお昼休みの時間になっていて
それに気づいた俺に声を掛けてくれた同僚たちといつも通り昼食を食べに屋上へ。
俺の昼ごはんは朝握ってきたおにぎりとパックの野菜ジュース。
これもいつもと同じ。
それからまたデスクに戻って仕事を再開。
陽が沈みかけてくる頃
もう帰っていいぞーなんて上司の声にいち早く荷物をまとめて会社を出る。
もう何度通ったかわからないこの道を
愛しい息子に会うために全速力で通り抜ける。
いつも通りの毎日がいつも通り終わりに向かうこの時間が
俺はたまらなく大好きだ。
『亮平くん、お父さん迎えに来てくれたよ』
「すみませんいつも遅くなっちゃって」
だけど俺らのいつも通りはゆっくりと
そして静かに変わろうとしていた。
『いえいえ…あの、お父さん、あまり無理なさらないで下さいね』
「…え？」
『いや、顔がお疲れのようなので…』
ふっかにも
疲れてる？
なんて聞かれたのがつい昨日のことだったから
あまりにもタイムリーすぎて驚く。
俺そんなに顔酷いのかな。
ry「やっぱりせんせーもそうおもう？」
保育士さんの言葉にどう返そうか少し悩んでいれば
帰る準備ができたのか亮平がカバンを引きずりながらこっちへ向かってきた。
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みみずく。(プロフ) - コメント失礼します。よければ翔太くんメインの話が読みたいです。 (2021年1月4日 21時) (
レス) id: 23fb9957a6 (このIDを非表示/違反報告)
かき - コメント失礼します。難しいかもしれませんが、ぜひ黄色さんメインをお話も拝読したいです。よろしくお願いします！ (2020年12月22日 12時) (レス) id: edbdc5a7da (このIDを非表示/違反報告)
和 蓮 .(プロフ) - よければ蓮くんメインのお話が見たいです。 (2020年12月22日 7時) (レス) id: 888c904e00 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - コメント失礼します。桃さんメインのお話がみたいです。 (2020年12月21日 18時) (レス) id: f09ccc8f4c (このIDを非表示/違反報告)
おりょうり(プロフ) - ききさん» リクエストお願いします！舘様メインであべなべが看病するおがみたいです！内容は作者様におまかせします！ (2020年12月21日 17時) (レス) id: 809f062d73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2020年6月13日 15時
