◆１７ ページ18
「すまん！！ちょっと手元が狂って…って、誰やお前」
「ほんまや、ここの兵にこんなやつおらんかったよな？
…もしかして、」
「「観光客？」」
こちらへ近づいて来た二人は急に意味の分からない単語を出してくる。
全く訳が分からない。
理解できず首を傾げると物騒な言葉が聞こえる。
「観光客なら殺してええんやろ？」
その言葉に前身の体温が抜けていくような、まるで漫画の様にサー、と音を立てて冷たくなるのが分かると、体は勝手に立ち上がり、元居たほうへ足を走らせる。
このまま運がよければ、もしかしたら他の兵の方がいるかもしれない。
そもそも観光客って何！？観光してる人を殺すような軍だった！？
ていうかまず、オスマンさんが僕たちをここに連れて来たって他の人は知っているのかな…？？
もしそうだとしたら、敵だと思われてもおかしくないし、
…何より、優も同じようなことがあり得るかもしれない。
猫を抱えたまま、背中に浴びた水の冷たさも気にならないほどの恐怖から逃げる為に、普段使わない筋肉を使う。
正直、疲れたし、あの人たちも普通の兵というより幹部だと思う。
…だから、一般人の僕が逃げられるわけもなく。
「案外すばしっこいのな。まぁ結局結果は同じなんやけどｗ」
中庭から抜け出すこともできずに壁に押さえつけられる。
「で、どうする？一応グルッペンに報告して殺す？それともゾムかオスマンらへんにあれお願いしする？」
「んー…めんどくさいしグルッペンに連絡してさっさと殺しちゃ
？「二人共、何してるの？」
目の前の二人がよく分からないが物騒であろう話をしていると、一人が言い終える前に、二人のまた後ろに人影が一つ。
『(増えた！？もう、だめだ…おわった…)』
なんてことを考えていたが。
「あ…”ひとらん”、いや、ちゃうんすよ…」
「ベ、別に荒らしてへんよ！ていうか俺達、観光客を捕まえただけで…」
ひとらん？「誰に対して観光客、だって？」
「「え？」」
『？？？』
ひとらん？「…はぁ、グルッペン、誰にも報告してないのか…
とにかくその子は観光客じゃない。説明についてだけど、直に会議が開かれると思うから。」
「お、おう」
「な、なんかすまん…」
ひとらん？「うん、間に合ってよかったよ。」
『あ、あの…』
自分抜きで話をされるとどうしても怖くなる。
我慢できずに声をかけると、三人が一斉にこちらを見る
ひえ…圧が凄い…←
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ふゆ(プロフ) - 黒胡椒さん» わ、ありがとうございます…！励み、、（ 1パターン目ですね、答えていただきありがとうございます！ (2020年3月28日 17時) (
レス) id: de0a0373d0 (このIDを非表示/違反報告)
黒胡椒(プロフ) - 面白いです!!個人的には1パターン目がいいですね,,,!!更新応援してます! (2020年3月28日 16時) (レス) id: e2f590a1cb (このIDを非表示/違反報告)
秋(プロフ) - 阿月さん» 名前は違いますが作者のふゆです。コメントありがとうございます！励みになります〜。ありがとうございます！ (2020年3月5日 18時) (レス) id: 858145d989 (このIDを非表示/違反報告)
阿月 - 生徒会長の妹から飛んできました阿月ですう。も〜、好きです＾ら＾頑張ってください！！！！！応援してます＾ら＾ (2020年2月23日 22時) (レス) id: b76d909f9d (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ(プロフ) - 焔花さん» 男主の小説初めて読んで気に入っていただいたなんてすごく嬉しいです！！これからも頑張りますのでまた読みに来てください〜！ (2020年2月1日 20時) (レス) id: de0a0373d0 (このIDを非表示/違反報告)
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