◆22 ページ23
ナイフを投げつつも、段々イラついてきた俺は、
「なんや弱そうな見た目しとんのに全然倒れてくれないやん、」
そう言い放ってしまった。
だがしかし、その言葉で本性を現したか。
少年は一度目を見開き、俯く。
そして何かを呟けば俺の投げていたナイフの一つの柄を掴む。
…は？
なに、？今頃の子供ってそんなことできたの？
いや俺も人の事言えへんのかもしれんけど。
そんな事を考えていると、突然そのナイフを俺に向かって投げてくる。
驚いた。が、反撃して来たと言うことは観光客だろう。
それにこんな強いやつもここの幹部以外に久々な気がする。
楽しめそうだな、なんて思いながらナイフを持ち直し攻撃の姿勢に入った所で
ﾋﾟﾋﾟｯ
インカムがなった。
慌てて耳に手を当てると、インカムの向こう側からロボロの煩い声が。
rb「ゾム！！お、お前！そいつ殺したらあかん！！！そいつ優大っちゅうんやけど、オスマンが連れて来た新兵や！！」
…は？？？
いやいやいや、初耳なんやけど。
「もっとはよいえやあ」
インカムの向こうからはチーノの声も聞こえる。
cn「あ、ゾムさんですか？すみません、ロボロとちょっとインカムの調整に熱中してて…」
なるほど、つまり今ロボロは監視室やなくてチーノと作業室にいるのか、
それなら気付かへんわな。部下から連絡でもあったんやろか。
なにはともあれ敵でもないのに攻撃してしまったのは申し訳ない。
一応ちゃんと謝らんとな。
そう思って優大？だっけ？の方を向くと、
…あれ？いない、
yu「すみません、ついイラついて反撃しちゃいました。ナイフです、どうぞ」
後ろから声を掛けられ、ナイフを渡される。
びっくりした…
zm「えっ？あぁ、こちらこそすまんなぁ、なんも知らされてなかってん、観光客かとおもっとったんや、ゆるしてぇや」
罪悪感に飲まれつつ謝れば
yu「ん、え？いや、…知らされていなかったんなら別に、怒ってないですけど」
目を見開いてそういう。
普通にいい子やん。
……なんか弱そうとか言って申し訳ないなあ…
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ふゆ(プロフ) - 黒胡椒さん» わ、ありがとうございます…！励み、、（ 1パターン目ですね、答えていただきありがとうございます！ (2020年3月28日 17時) (
レス) id: de0a0373d0 (このIDを非表示/違反報告)
黒胡椒(プロフ) - 面白いです!!個人的には1パターン目がいいですね,,,!!更新応援してます! (2020年3月28日 16時) (レス) id: e2f590a1cb (このIDを非表示/違反報告)
秋(プロフ) - 阿月さん» 名前は違いますが作者のふゆです。コメントありがとうございます！励みになります〜。ありがとうございます！ (2020年3月5日 18時) (レス) id: 858145d989 (このIDを非表示/違反報告)
阿月 - 生徒会長の妹から飛んできました阿月ですう。も〜、好きです＾ら＾頑張ってください！！！！！応援してます＾ら＾ (2020年2月23日 22時) (レス) id: b76d909f9d (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ(プロフ) - 焔花さん» 男主の小説初めて読んで気に入っていただいたなんてすごく嬉しいです！！これからも頑張りますのでまた読みに来てください〜！ (2020年2月1日 20時) (レス) id: de0a0373d0 (このIDを非表示/違反報告)
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