◇◇12 ページ24
でもある日
オスマンがいつもぼっちでいるある男をつれてきた。
それがA。
髪はストレートで肩ぐらいまであって、目もくりくりしてたから、てっきり最初は女だと思ってた。
オスマンは男だと言い張ってたけど、正直女が苦手だった俺はずっとスルーしてた。
でもまたある日。
『ゾム君』
zm「……なんや」
『ねえ、今度の体育で50m走対決しよーよ。
ゾム君って確か一番早いんだよね？』
os「え？でもA…いつも体育出てないじゃん」
『だってつまんないんだもん。
でも今度の体育はゾム君が対決してくれるなら出る。』
Aはそう自信満々に言った。
受けてやろうと思った。
確かにこいつはいつも体育をサボっていた。体が弱いのかと思ってたらそんなことだったのか。
zm「ええよ、
…でも、俺が勝ったらなんかしてくれるん？」
『んー？特に…
ゾム君がなにかしてほしいことがあればそれで。』
zm「言ったな？
…じゃあ当日、楽しみにしとるわ。」
『こちらこそ』
そんな会話をして、体育のある次の日。
zm「前も行ったけど、俺が勝ったら言う事一個聞いてもらうからな」
『どうぞ？』
そう満面の笑みで言い放ったそいつに、苛立ちを覚える。
自分でも自覚はある。運動が他の人より全然できる事。
だからいつも体育サボってるようなやつに負けるなんて思ってなかった。
…その時までは。
担任の先生が持っていた旗を上げる。
スタートの合図だ。
いつも通りに走り始めた。
Aとは違うときに走るので、隣で走ってどっちが早かったじゃない。タイムだ。
一緒に走る他の三人を置いて行って全速力で走った。
小学二年男子の50m走平均タイムは10.61秒だとトントンが言っていた。
しかし俺はそれを大きく上回る8.40秒だった。
暫くして、Aを含んだ四人がスタートした。
しかし、周りの人間はAのタイムを見て驚いた。俺も含めて。
いつも体育をサボって
男なくせに女みたいな見た目で
前までは一人だったこいつは、
俺のタイムより0.20も早かった。
負けた。俺が。
Aは多少息を切らしていたものの直ぐに整え、此方を見た。
そしてゆっくり向かって来る。
未だ信じられずいた俺はその場に立ちすくんだままだった。
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かれーるぅ。 - 去られてしまうのですか？！！？(((あ、初コメ失礼いたしますぅ。 pixivは見れないので、少々残念です...💦 (9月2日 8時) (
レス) @page40 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ(プロフ) - 刹那さん» コメントありがとうございます、pixivのほうですが、これから製作にかかるため、この小説の最後でも書いた新しい小説の最後に名前を公表させていただく形になります。もしよければそれまでおまちいただけると嬉しい限りです… (2020年5月24日 13時) (レス) id: a45754c4c6 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ(プロフ) - 天紫煙。さん» コメントありがとうございます、そういっていただけるととてもうれしいです…やはりここを去るのは名残惜しいですね、、pixivの方ではこれから作成させていただきますので、新しい小説が終わるころに名前を公表させていただきますのでそちらをぜひ…… (2020年5月24日 13時) (レス) id: a45754c4c6 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 初コメ失礼します。把握です。見つかるかは、不安ですがPixivの方で探させていただきます。名前は、「ふゆ」のままなのでしょうか？良ければ、名前を教えていただけると嬉しいです。 (2020年5月24日 0時) (レス) id: 2bdead42a9 (このIDを非表示/違反報告)
天紫煙。(プロフ) - 初コメ失礼致します。把握です、今まで素敵な小説を本当にありがとうございました…！！とても面白かったです。受験で忙しい中、本当に本当にお疲れ様でした。pixivの方で探させて頂きますね…！ (2020年5月24日 0時) (レス) id: 16267e61bb (このIDを非表示/違反報告)
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