my neighbor FROM...ーKyuhyun 3 (ページ43)

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143. 至近距離でページ43

普段、メイクの印象があまりないキュヒョンだけど、今回のツアーでは曲のイメージに合わせたアイメイクをするらしい

キュヒョンの向かい側に置かれた椅子に座ったジウさんが、メイク道具を手に彼の瞳をのぞき込む

「ん～…どうしよっかなぁ」

「え？今それ言う？」

「ふふ、冗談。キュヒョナのお顔は、ばっちり頭に入ってるから」

さっきと同じ至近距離で見つめあう二人に、私は思わず目を逸らした

さっきと違うのは…今はキュヒョンの表情が私から見えているということ

私もよく知っている、優しい瞳をしている

「ジウさん、今回のメイクはここでお願いしたいんですよ」

マネージャーさんがジウさんに書類を見せながら説明すると、彼女は微笑んだまま頷いた

「ああ、その曲…私も大好き。キュヒョナの声がすっごく心に響いてくるから」

「コマウォ。俺も大切にしてる曲だから、少しでもイメージに近づけたい」

「じゃあ…私好みにしちゃおうかな～」

アイメイク中の彼女はキュヒョンの目元を見つめながら話しているけど、その視線は彼の瞳の奥を覗き込んでいるように見える

「ん、ジウヌナに任せるよ」

そう答えたキュヒョンも、至近距離でも臆する事なく、彼女の瞳をしっかりと捉えていた