148. ツヤツヤ(KH) ページ48
食事を終えて、二人でエステルームへ向かう
Aはエステに備えて、たったグラス一杯のアルコールをなかったことにするために、食事中は水をがぶ飲みしていた
俺はフェイシャルコースだけどAに窘められ、控えめにしたせいでまだ物足りない
「エステ終わったら、部屋で呑み直そう、ね?」
真剣な眼差しでそう言われては、俺に選択肢があるはずなく
食後の程よい眠気の中、それぞれ別の部屋で一流のトリートメントを受けた
*
「お客様、こ気分は悪くありませんか?」
「はっ…いや、大丈夫、です」
日本語の問いかけに慌てて答えると、担当してくれた女性は微笑みを見せた
「お連れ様は全身のトリートメントコースを受けていらっしゃいますので、あと30分ほどかかります。こちらでお待ちになりますか?」
「いや…先に部屋へ戻ります。そう伝えておいてください」
「かしこまりました」
彼女は柔らかな笑みを保ったまま丁寧に一礼して、部屋を出て行った
完全に寝てた…
いつから寝てたのかも分からないくらい、熟睡してたらしい
ヨダレは…たぶん大丈夫
柔らかなリクライニングチェアーからゆっくりと体を起こすと、鏡の中の自分と目があった
お肌ツヤツヤ…
ヒョン達のようにこういうの、これからはやった方がいいのかも
そんなことを考えながら、まだ心地よくボンヤリした頭でエステルームを出た
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作者名:Aoi Sakura | 作成日時:2017年4月17日 8時