007. 嬉しい誘い ページ7
あれから1週間、お隣さんは2、3日置きに部屋へ帰ってくるようだ
顔は合わせないけど大抵は深夜、彼がいることに物音で気がつく
また会いたいような…
いいや、まだいい人だと決まったわけじゃない
もしかしたらすごく怖い人かもしれないし
…でも、鍵を見つけた時の顔は可愛かったかも
・
・
・
「…A」
「ん?」
「さっきから何度も呼んでるんだけど」
「えっ、な、何?」
優しく微笑むハヌルの顔を見上げると、そこにも端正な瞳が並んでいる
「今晩、空いてる?また新しいメニューの相談をしたいんだけど」
「うん、空いてるよ」
今日は木曜日で、カフェを午後6時にしめる日だ
でも韓国へ来てまだ友達と呼べる知り合いがいない私は、早く終わっても家に帰るだけ
彼の笑顔につられて私も微笑みながら返事をすると、今度は彼の表情が少し強張る
「それで…どうかな、外で話さない?」
「外?」
「そう、近くのレストランなんだけど、美味しいって評判で」
「え!ハヌル、それってもしかして…」
私は自分の声が大きくなるのを感じていた
「トニーアップル?」
「そう、だけど」
「嬉しい!そのお店、すっごく行ってみたかったの!」
「そうだったんだ…それは良かった」
驚いた表情で笑うハヌルに、私は心の底から感謝した
「ほら、私って友達がいないから、そういうところに行きたくてもなかなか行けないんだよね。だからハヌルが誘ってくれてすごく嬉しいよ」
早口で感動を伝えると、私は急いでホールへ戻った
今日は6時ぴったりに終わらせるために、今のうちに仕事を済ませよう
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Aoi Sakura(プロフ) - リリさん» 嬉しいです!!コメントいただけると、頑張ろうって気持ちになります(*^ω^*)好きで書いているだけなのに、読んでくださってこちらこそ感謝です( ; ; ) (2016年11月2日 8時) (レス) id: b33f0b2f26 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - はじめまして!とても面白くて更新されるたびドキドキしながら見てます^ ^更新頑張ってください! (2016年11月2日 2時) (レス) id: 0e61babc2b (このIDを非表示/違反報告)
Aoi Sakura(プロフ) - yumikaさん» コメントありがとうございます!嬉しいです*\(^o^)/*毎日更新できるように頑張ります(*^^*) (2016年11月1日 17時) (レス) id: b33f0b2f26 (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - 初めまして…これまでの作品も楽しく読ませていただいています!!これからの展開がとても気になります!楽しみに待ってますね! (2016年11月1日 15時) (レス) id: 4bf2dc240e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aoi Sakura | 作成日時:2016年7月2日 1時