049. 高熱 ページ49
ハヌルは4階まで私を抱えるようにして上り、玄関まで送り届けてくれた
部屋には上がらず帰ってしまうところが、彼らしいと思った
私は冷え切った室内ですぐにパジャマに着替えて、重たい体を引きずって冷蔵庫から水のペットボトルを取り出し、そのままベッドへ横になる
一体、何度あるんだろう…
昨日までとは違う高熱だということは、なんとなく感じていた
こんな風邪は久しく引いていない
ますますボンヤリする頭は、今日一日のことを勝手に思い出していた
キュヒョンが会いに来てくれた時のこと
マスク越しにも分かった、彼の優しい微笑み
飲み物を注文してスタジオへ戻って行く時の背中
それから…
ビルの一階で再会して、私を支えてくれた時の逞しさー
だ、だめだ…熱が上がってしまう…
こんな時に思い出すことじゃない…
でも、だけど、こんな日は…
こんな風に弱っている日は、キュヒョンのことを考えていてもいい?
だって彼は、アイドルだから…
ファンの元気の源
そうだ、私も彼のファンになろう
そうすれば、キュヒョンを胸に思い描くことに、こんなに罪悪感を感じないだろう
ふとスマホを手に取ると、午前中に登録したばかりのキュヒョンの連絡先を見た
私の連絡先は教えていないから、彼から連絡が来ることはない
一方的でもいい
キュヒョンと繋がっていると思うと、元気が出る気がした
早く治して、仕事に戻らないと
キュヒョン、
私が眠るまで、そばにいてねー
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Aoi Sakura(プロフ) - リリさん» 嬉しいです!!コメントいただけると、頑張ろうって気持ちになります(*^ω^*)好きで書いているだけなのに、読んでくださってこちらこそ感謝です( ; ; ) (2016年11月2日 8時) (レス) id: b33f0b2f26 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - はじめまして!とても面白くて更新されるたびドキドキしながら見てます^ ^更新頑張ってください! (2016年11月2日 2時) (レス) id: 0e61babc2b (このIDを非表示/違反報告)
Aoi Sakura(プロフ) - yumikaさん» コメントありがとうございます!嬉しいです*\(^o^)/*毎日更新できるように頑張ります(*^^*) (2016年11月1日 17時) (レス) id: b33f0b2f26 (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - 初めまして…これまでの作品も楽しく読ませていただいています!!これからの展開がとても気になります!楽しみに待ってますね! (2016年11月1日 15時) (レス) id: 4bf2dc240e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aoi Sakura | 作成日時:2016年7月2日 1時