005. 怪しいお隣さん ページ5
黒いキャップをかぶっていて、さらにマスクまで…表情はうかがい知れない
もし怖い人だったら…ていうかもし襲われたりでもしたら……
急にそのお隣さんが不審者に見える
ハヌルに送ってもらったほうが良かったかも
果たして、この男性は本当に角部屋の住人なのだろうか
そんな疑問まで出てくる始末
鍵はなかなか見つからないようで、猫背になりながらまだリュックをガサゴソしている
でも、私の部屋はその隣
家に帰るためにも、その男性に挨拶するのは避けられないだろう
数メートルの距離を保ったまま、私は恐る恐る
「……アンニョンハセヨ?」
と声をかけてみた
思ったよりも掠れた小さな声しか出なかったのに、
「!」
ビクッと体を揺らし、驚いてこちらを見るお隣さん
でも顔は俯き加減でよく見えない
「チョギヨ…隣の部屋に住んでる者ですが…」
「あ、……ああ、はい…」
超、挙動不審だ
伏し目がちにこちらを見ているのが分かるけど、廊下の電球が古いせいか、私から彼の顔はやっぱりよく見えなくて
私は警戒心丸出しで、思い切って聞いてみた
「あの……鍵、見つからないんですか?」
「えっ、ああ……はい」
「……大丈夫、ですか?」
「はい、大丈夫です…」
何この人…さっきから全然こっちを見ようとしない
むしろさっきよりも必死に鍵を探してる
「私、Aって言います。その…よろしくお願いします」
「…よろしくお願いします」
ボソッと返事をしたその声は、さっきからの上ずった声ではなくて、少し落ち着いていた
低温で柔らかい声ー
警戒していた心が、ほんの少しだけ溶けた気がした
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Aoi Sakura(プロフ) - リリさん» 嬉しいです!!コメントいただけると、頑張ろうって気持ちになります(*^ω^*)好きで書いているだけなのに、読んでくださってこちらこそ感謝です( ; ; ) (2016年11月2日 8時) (レス) id: b33f0b2f26 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - はじめまして!とても面白くて更新されるたびドキドキしながら見てます^ ^更新頑張ってください! (2016年11月2日 2時) (レス) id: 0e61babc2b (このIDを非表示/違反報告)
Aoi Sakura(プロフ) - yumikaさん» コメントありがとうございます!嬉しいです*\(^o^)/*毎日更新できるように頑張ります(*^^*) (2016年11月1日 17時) (レス) id: b33f0b2f26 (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - 初めまして…これまでの作品も楽しく読ませていただいています!!これからの展開がとても気になります!楽しみに待ってますね! (2016年11月1日 15時) (レス) id: 4bf2dc240e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aoi Sakura | 作成日時:2016年7月2日 1時