033. ただの同僚 ページ33
ビーッ
やっぱりこのチャイムは聞き慣れないな…
ガチャッー
「どうぞ」
「おじゃまします」
いつもの黒縁眼鏡をかけたキュヒョンが出迎えてくれた
「そんなにたくさん、何持ってきてくれたの?」
「大したものじゃないけど、お酒のおつまみになりそうなものと…あ、そうだ、これ冷蔵庫に入るかな?カフェのオーナーが作ったケーキなんだけど…」
「へ〜、あのカフェに並んでたケーキって、オーナーが作ってるんだ?」
「そうなの。元々パティシエで、ケーキにはこだわりがあるみたい」
「ふぅん…そのオーナーって、こないだカウンターの中にいた男の人?」
キュヒョンが冷蔵庫に、紙袋のままケーキをしまいながら聞く
「うん、私より少し年上なんだけど、とても優しくていい人なんだよ」
「そう…Aさんの恋人?」
「えっ?」
順調なキャッチボールだった私たちの会話が、一瞬止まってしまった
「ち、違うよ…同僚なだけ」
「そうなんだ、てっきり付き合ってるんだと思ってた」
「どうして?」
秘密を暴かれるときのように、キュヒョンの言葉1つ1つに反応して鼓動が速くなっていく
やましいことは何もないのに
…ないよね?
「この間カフェに行ったとき、俺たちは10分程度しかいなかったけど、その人がずっとAさんを目で追ってたから」
ハヌルが、私を?
「すごく自然に」
「へぇ…全然気付かなかった」
「チンチャ?」
「う、うん…」
キュヒョンがワイングラスを持って来てくれた
「優しい顔してたよ、彼」
「そうなんだ」
なんて答えたらいいかわからなくて、ちらりとキュヒョンの顔を見た
彼の視線はシャンパンボトルに注がれていて、手際良く開けることに集中しているようで
今のはただの世間話で、大して興味はなさそうだった
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Aoi Sakura(プロフ) - リリさん» 嬉しいです!!コメントいただけると、頑張ろうって気持ちになります(*^ω^*)好きで書いているだけなのに、読んでくださってこちらこそ感謝です( ; ; ) (2016年11月2日 8時) (レス) id: b33f0b2f26 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - はじめまして!とても面白くて更新されるたびドキドキしながら見てます^ ^更新頑張ってください! (2016年11月2日 2時) (レス) id: 0e61babc2b (このIDを非表示/違反報告)
Aoi Sakura(プロフ) - yumikaさん» コメントありがとうございます!嬉しいです*\(^o^)/*毎日更新できるように頑張ります(*^^*) (2016年11月1日 17時) (レス) id: b33f0b2f26 (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - 初めまして…これまでの作品も楽しく読ませていただいています!!これからの展開がとても気になります!楽しみに待ってますね! (2016年11月1日 15時) (レス) id: 4bf2dc240e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aoi Sakura | 作成日時:2016年7月2日 1時