031. 同じ気持ち ページ31
「そういえば、この間はごめん」
「大丈夫だよ、気にしないで。それより、わざわざ来てくれたマネージャーさんによろしく伝えてね」
「すごい楽しみにしてたんだけど、収録が押しちゃって…」
大げさなほど肩を落としてみせるキュヒョンに、思わず吹き出す
「ウェー?Aさんは残念じゃなかったの?」
口をすぼめてさらにそんなことを言うから、今度は声を出して笑ってしまった
「もちろん残念だったよ、私も楽しみに待ってたから」
「うん…ホントにごめん」
律儀にまた謝るキュヒョンは、人を笑わせておきながら真面目な人
そして、キュヒョンも同じように…会えなかったことを残念に思ってくれてたんだ
それが分かった途端、あの日から知らないうちに落ちていた影が、光にさらされて跡形もなく消え去った気がした
・
・
アパートの狭い階段は、2人で並んで上るには少し狭くて、キュヒョンが数段先を行く
3階から4階にかけて急に重たくなる足取りは、こんなに心が晴れやかな今日だって同じーー
「はい、」
「あ………ありがとう」
振り返って、優しく私を見下ろすキュヒョンが差し伸べてくれた手に、私は遠慮がちに自分の手を重ねた
ギュッと握られて、優しく引っ張られる
あっという間に4階について、握っていた手は静かに離された
いつも綺麗な手だとばかり思って眺めていたけど、それはやっぱり男の人の手、なわけで
大きくて力強いキュヒョンの手に、また触れたいー
なんてことを、図々しくも考えてしまった
ラッキーアイテム
デニムタイトスカート
ラッキーシチュエーション
ウニョクと、ピクニックデート
185人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SuperJunior」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Aoi Sakura(プロフ) - リリさん» 嬉しいです!!コメントいただけると、頑張ろうって気持ちになります(*^ω^*)好きで書いているだけなのに、読んでくださってこちらこそ感謝です( ; ; ) (2016年11月2日 8時) (レス) id: b33f0b2f26 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - はじめまして!とても面白くて更新されるたびドキドキしながら見てます^ ^更新頑張ってください! (2016年11月2日 2時) (レス) id: 0e61babc2b (このIDを非表示/違反報告)
Aoi Sakura(プロフ) - yumikaさん» コメントありがとうございます!嬉しいです*\(^o^)/*毎日更新できるように頑張ります(*^^*) (2016年11月1日 17時) (レス) id: b33f0b2f26 (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - 初めまして…これまでの作品も楽しく読ませていただいています!!これからの展開がとても気になります!楽しみに待ってますね! (2016年11月1日 15時) (レス) id: 4bf2dc240e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Aoi Sakura | 作成日時:2016年7月2日 1時