026. 手土産 ページ26
その日の夜―
仕事から帰宅後、私はまたキュヒョンの部屋を訪ねることになった
・
・
「今夜は部屋にいる?」
「うん、仕事のあとは予定ないから」
「俺は10時には部屋に戻るから、その…」
「…ん?」
「また、お茶でもどうかなって」
・
・
昼間に彼が来店したとき、そんな会話を交わしていたのだ
特に理由もなく、キュヒョンの部屋に行くのはこれが初めて
どうして誘ってくれたんだか、見当もつかないけど…
私はただただ、飛び跳ねたいほど嬉しくて嬉しくて、そんな気持ちを隠すのに精一杯だった
帰り道、ふと思い立ってデパートに寄った
リキュール売り場で赤ワインを眺める
お茶に誘われたんだから、手土産はスイーツがいい気がするけど…甘い物はあまり食べないみたいだったし
だったら、キュヒョンが好きなものを手土産にするのがいい
「今、人気のある赤ワインをください」
きっと彼が普段飲んでいるような、高級品は買えない
でも話題になっているワインなら、きっと知っているだろうし、喜んでくれるかもしれない
ラッピングされる赤ワインを眺めながら、こんなにワクワクした気持ちで贈り物を用意するのは、いつ以来だろうと考えた
そしてそれはー
自分自身に思いもよらぬ影を落とした
タケル…
あなたのことは今も、私の胸に刻み込まれて片時も離れない
それはきっと、これからも永遠に
誰かに心が揺らぐと、タケルの笑顔が脳裏によぎる
それはきっと、あなたが寂しくてそうさせるんだね
分かってるよ、タケル…
私の心は、タケルから離れないから
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Aoi Sakura(プロフ) - リリさん» 嬉しいです!!コメントいただけると、頑張ろうって気持ちになります(*^ω^*)好きで書いているだけなのに、読んでくださってこちらこそ感謝です( ; ; ) (2016年11月2日 8時) (レス) id: b33f0b2f26 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - はじめまして!とても面白くて更新されるたびドキドキしながら見てます^ ^更新頑張ってください! (2016年11月2日 2時) (レス) id: 0e61babc2b (このIDを非表示/違反報告)
Aoi Sakura(プロフ) - yumikaさん» コメントありがとうございます!嬉しいです*\(^o^)/*毎日更新できるように頑張ります(*^^*) (2016年11月1日 17時) (レス) id: b33f0b2f26 (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - 初めまして…これまでの作品も楽しく読ませていただいています!!これからの展開がとても気になります!楽しみに待ってますね! (2016年11月1日 15時) (レス) id: 4bf2dc240e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aoi Sakura | 作成日時:2016年7月2日 1時