022. 知ってる? ページ22
「良かった、お隣さんがAさんで」
「え?」
「こんなに話しやすい人だったなんて」
私のこと、話しやすいって思ってくれてるんだ
「話しやすいから…ついでに変なこと聞くけど」
「変なこと?」
キュヒョンはほんの少し左側に首をかしげて私を見つめた
その仕草に、私は彼のまぶしい美しさを目の当たりにする
「俺のこと、見たことなかった?」
「え?っと、あの…」
あります、というたった四文字が、喉でつかえてなかなか出てこない
まるで今までキュヒョンのことを知らないふりをしていたことを告白するかのようで、一気に心拍数が上がる
「ある、よね?たぶん、その…テレビとか、CM、とか」
キュヒョンだって、自分のことを言い出すのは恥ずかしいだろう
伏し目がちに話す彼を見て、私慌てて、彼の言葉を遮るように言った
「わ、私、日本人だけど、キュヒョンさんのことは知ってて、日本のテレビでも見たことあったし、それに韓国に来てからは毎日のように見かける、というか…」
そこまで言ったとき、ずっと気になっていたことを聞いてみた
「でも、まさかこんな古いアパートに住んでるなんて…全然結びつかなくて、初めは人違いかと…」
まごつきながら言い訳を並べる私を、気づけばキュヒョンは面白そうに眺めていた
そのイタズラっぽい視線に、思わず息を飲む
「Aさんって…」
「え?な、なに?」
「話しやすいだけじゃなくて、面白い人だね」
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Aoi Sakura(プロフ) - リリさん» 嬉しいです!!コメントいただけると、頑張ろうって気持ちになります(*^ω^*)好きで書いているだけなのに、読んでくださってこちらこそ感謝です( ; ; ) (2016年11月2日 8時) (レス) id: b33f0b2f26 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - はじめまして!とても面白くて更新されるたびドキドキしながら見てます^ ^更新頑張ってください! (2016年11月2日 2時) (レス) id: 0e61babc2b (このIDを非表示/違反報告)
Aoi Sakura(プロフ) - yumikaさん» コメントありがとうございます!嬉しいです*\(^o^)/*毎日更新できるように頑張ります(*^^*) (2016年11月1日 17時) (レス) id: b33f0b2f26 (このIDを非表示/違反報告)
yumika(プロフ) - 初めまして…これまでの作品も楽しく読ませていただいています!!これからの展開がとても気になります!楽しみに待ってますね! (2016年11月1日 15時) (レス) id: 4bf2dc240e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aoi Sakura | 作成日時:2016年7月2日 1時