別れ際のキス *Kyuhyun*2 (ページ5)

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突然のページ5

-you side-

昨日泊まったのはヒチョルオッパ、だよね？

キュヒョンという彼氏がいて、

ヒチョルオッパという...友達？お兄ちゃん...

そう！お兄ちゃん！

オッパはオッパよ。

でももう泊めさせなきゃいいのよ！

泊めさせなきゃあんな気持ちにならないし。

私の心は一言でいうなら“罪悪感”というものだった。

手元の携帯を起動させ、キュヒョンに電話をする一歩手前の画面まできた。

どうしよう、昨日のことなんて弁解すればいいんだろう。

どんな声色でどんなテンションで、、

「え！やばっ！」

ふと時間を確認すると遅刻目前だった。

急いで支度をし、

置きっぱなしの携帯を鞄に放り込んで家を出た。

その間に来てるキュヒョンの着信になんか全く気付かず、、

.

会社に到着すると、そこには東方神起のチャンミンがいた。

「わ！チャンミナ！」

CM「A～！」

チャンミンとはキュヒョンと大親友ということもあって昔から仲良くさせてもらってる。

３人で何度か出掛けたこともあったし。

「なんでここにいるの？」

CM「今ツアー前でね、照明でやりたいこと思いついちゃってさ～直談判しにきた(笑)」

「すごいね～！さすがチェガン・チャンミン！ははっ(笑)」

CM「ったく、バカにすんな(笑)」

「へへ～(笑)」

チャンミンのいつもの毒をかわそうと逃げるようにその場を離れた。

私は今担当してるアーティストの照明の案が固まらず、なかなか焦っている。

いかに上手く曲とマッチさせ一体感を出せるか...それが照明の鉄則なわけで、
何度も何度もそのアーティストの曲を聴いてPVを見つくしていた。

「う～ん、いやこれは違うな...」

自分の仕事の出来なさに落ち込みつつも、

そんな暇はないと絞りに絞っている。

その時、とんとんと肩をたたかれて

振りむくとチャンミンがいた。

CM「ん、キュヒョナ」

差しだされた携帯の画面には“チョ・ギュヒョン”と書かれていた。

びっくりしてチャンミンの顔を見ると意味深な笑みを浮かべて「ん、」と催促する。

「もしもしキュヒュナ？」

返ってきたキュヒョンの声はいつもよりか細かった。