９. ページ10
｢ホソクオッパ、旅行にでも行ったんですか？｣
そう何気なく聞いてみると、
『ん...まぁそんなとこ』
そう言いながら何を考えているのか分からないようなオッパの表情に僅かながら恐怖を感じた。
｢あっ、オ、オッパはご飯何にしますか？｣
『え〜っどうしよっかな〜♪』
さっきとは真逆の表情を浮かべ始めたオッパを見て、やっぱりさっきの表情は私の思い違いかな？
そう思うことにした。
＞＞＞＞＞
ご飯も買い、オッパのお家へ戻ったあと早速私の選んだ映画から見ることに。
すれ違いながらも、結ばれていく２人を描いた映画だった。最初はお互いを愛し合い信じ合い幸せそのものと言ってもいいくらいの雰囲気だった。
しかし、彼氏の嫉妬により、気が狂い始めてしまう。
愛しているからこその束縛、暴力、監 禁_____
その後彼女は、栄養失調により亡くなってしまう。
そのあと彼女の亡骸を抱きしめながら彼氏がこう呟いた。
【これからも、僕がお世話してアゲルネ】
そう言ってエンディングになった。
｢いや〜、怖かったですね....｣
感想を言ってみたものの返事がないオッパ。
出演者の名前が流れるだけの画面をボーッとしながら眺めているホソクオッパ。
『監 禁かぁ...その手があったか....』
ゴニョゴニョと独り言を呟いていた。
｢オッパ？ホソクオッパ？｣
『あっ、え、あぁ、ごめんごめん！面白かったね〜』
やっとのことでこっちを向いた。
『Aはさ、あぁ言う彼氏どう思う？』
そう聞かれて私は考えた。
でも、嫉妬って愛されてる証拠だもんな〜...
｢嫉妬って愛されてる証拠ってよくいいますよね〜監 禁とかは、ちょっとよくわからないですね〜kk｣
そう、率直な意見を言った。
『そっかぁ...Aは、別に絶対嫌なわけじゃないのかぁ...嬉しいなぁ....』
｢なんか言いました？｣
『なんでもないよ！！！！よーしっ、次はホラー見よ！！！』
｢怖いですよ〜...｣
オッパは、独り言が多い人なんだな〜...
そんな呑気なことを考えながら少しぬるくなったアイスコーヒーを一口飲んだ。
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有栖宮 - 失礼します。実在するグループ名や人の名前があるので、オリフラは外してください。棲み分けお願いします。 (2016年1月31日 19時) (
レス) id: b1380d2d80 (このIDを非表示/違反報告)
アゼイリャ･アルケミー(プロフ) - すいませんオリジナルフラグ外してください。お願いします (2016年1月29日 19時) (レス) id: c5dad7710c (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - 怖い…怖すぎて、もう、この先読めない…そう思っていたのに、10分で、一気読みさせられてた…←読者の吸い込み方？お上手！！この先も、気になるお…怖いけど、ファイティン！ (2016年1月29日 18時) (レス) id: 5de996a688 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りぃ | 作成日時：2015年6月23日 23時
