片思いの重さ‐ウネって言われて照れてるのは僕だけ？‐

久々の喧嘩-ドンへside- ページ7

ああああああ、どうしょう。

あんなに怒ったヒョクは久しぶりに見た。

「あらら、やらかしたんですか？」

ソファの上で、まんまるくなっていると隣にちょこんと座ったキュヒョナに声をかけられた。

「あの様子じゃぁ、相当楽しみにしてたアイスなんでしょうね。」

ぐさぐさと次から次へと槍を投げてくるブラックマンネ。

「で、どうするんですか？謝るならとっととあやまったほうがい」

「分かってるよ！！でも、考えてみてよ！あんなに怒ったヒョクに今何を話しかけても返事なんか
　もらえないことぐらいわかるでしょ？！」

思いっきり腹から怒鳴ってしまった。その声のせいで、ヒョンたちが部屋から出てきてしまった。

「何を騒いでるの？」

静かに、状況を察するように話しかけてくるリョウクに、冷たい態度しか取れない。

「別に。リョウクには関係ないから部屋に戻って。」

どうしてこうなんだろうか。

「すみません。僕が悪いんです。疲れてるヒョンを無理矢理ゲームに誘ったから。」

　ごめんなさい。そう言って、深く頭を下げるキュヒョン。

僕はマンネに何で頭なんか下げさせてんだ。

「・・・っ。ごめん。」

そういって、結局部屋に逃げるようにして帰った。

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