片思いの重さ‐ウネって言われて照れてるのは僕だけ？‐

デート日−ウニョクside− ページ35

「いってきまーす。」

「いってらっさあーい！」

イェソンヒョンが隣に並んで歩いてくれる。

「今日は、どこ行きますか？」

「んー。どこでもいい。・・・でも、ペットショップ寄りたい。」

本当に自由な人。

「はーい。んじゃ、電車乗りますか。」

「いや、俺運転するから。乗って。」

すいすいと自分の車に乗り込み、ヒョンに

助手席をポンポンと叩かれて、座るしかなくなった。

助手席をポンポンと叩かれて、座るしかなくなった。

ドンへを朝から見てない。あいつ・・・怒ってんのかな。

罪悪感がわきあがる。

「気になるの・・・？」

エスパーのごとく聞いてくるイェソンヒョン。

「ま、まぁ。ちーょっと悪いことしてるような・・・。」

「あー。・・・不安？」

「不安では、・・・・あります。」

物凄く不安だ。ドンへが隣にいないのも、帰ってからのドンへの態度も。

「・・・そっか。ドンへとデートしたかった？」

そりゃあ

「・・・もちろんです。でも・・・」

「でも？」

「い、いや。なんでもないです。」

「宿舎になら戻らなくても、ドンへいるよ。」

・・・？

「人様の彼女とデートするような小心者じゃないから、俺帰るね。」

「ちょっ、彼女ってな」

「んじゃね。・・・あ、ドンへ。鍵はつけっぱ禁止だからね。」

ちゃんと戻して。そう言って車を降りるイェソンヒョンに取り残される俺。

何が何だか・・・。てか、

「ドンへなんていないだろーが。」

ちょっとだけ期待した自分がバカみたい。

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