片思いの重さ‐ウネって言われて照れてるのは僕だけ？‐

改めて−ソンミンside− ページ30

今日、ドンへ達が交際を発表した。それに続いて、僕たちのホントの関係も発表した。

「あの時のキュヒョナ・・・格好良かったな///」

思い出して照れてしまう僕。キュヒョン意外誰も見れないな。

「何をにやにやしてるんですかヒョン。」

下半身にタオル一枚まきつけた格好で部屋に入ってくるキュヒョン。

「人の名前呼んどいて何を驚いてるんですか？」

濡れた髪の毛からしずくが垂れ落ちる。その雫は、顔に落ちる。キュヒョンとの距離が近くなってる証拠。

「キュヒョナ、頭かわかしてきて。」

服濡れちゃう。そう付け足す僕の顔をくいっと持ち上げて、キスを交わそうとしてくるキュヒョン。

「め！ちゃんとかわかしてから、ね？」

唇が重なるか重ならないかの隙間に指を立てて、キスを止める。

「分かりましたよ。」

渋々と出て行くキュヒョンの背中は、あまりにも痛々しくて・・・。

手術・・・痛かっただろうな。あ、でも麻酔してるから痛くなかったのかな？

「痛みは後から感じるものです。手術中は、これといって特に鋭い痛みは覚えませんでした。」

「・・・もしかして、声漏れてた？」

「髪、乾かしてきますね。」

静かに閉まる扉は、キュヒョンの心境を映し出してるかのようで。

なんだかいたたまれなくなった。

それか少ししてキュヒョンが戻ってきた。

「・・・おかえりー。」

さりげなく言ってみると、ブラックな笑みを浮かべながら

「ただいま。」

と、一言吐いて僕の隣に腰を下ろす。

「さっきの、続きしてもいいですか・・・？」

ドキッとする。さっきの続きってことは・・・その、え、えっちのことだよね・・・

さっきまで、そんな気分じゃなかったけどたった今なりました。

神様、僕は何て痴態なんでしょう・・・。

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